まっちゃんの経営ブログ

人手不足時代における社員定着の鍵

みなさん、こんにちは。

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中小企業診断士のまっちゃんです。

多くの経営者から、共通の悩みを聞きます。それは、「辞められると困る」という心配です。過去と今、この悩みの根底には大きな違いがあるように感じています。

例えば、以前は有能な社員が辞めても、新たな人材をすぐに採用できる時代でした。しかし、現在は人手不足が深刻で、代わりの人材を見つけることが難しくなっています。。企業は業務に支障をきたす可能性が高まり、辞められたら困ると深刻です。

過去には、多くの経営者からつぎのような不満が聞かれました。

社員が働かない
言われたことしか行動しない
何を考えているのか分からない
給料〇〇〇ー

30代のとき、ある経営者から「よいサービスを受けたいなら、よい顧客であれ」という言葉を教えてもらいました。これを経営者の立場に置き換えると、「よい社員、よい職場を望むなら、よい経営者であれ」となりそうです。
「よいサービスを受けたいなら、よい顧客であれ」という言葉は、私の行動指針のひとつになっています。

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ここで、人手不足と心理的安全性について考えてみたいと思います。

人手不足の原因は、だれにとっても明らかですが、最近注目されているのが「心理的安全性」という言葉です。特定の言葉が検索された回数の推移を調べることができる『Googleトレンド』でも、心理的安全性という言葉はよく検索されているようです。心理的安全性を短く言い表すと、“前向きな意見も後ろ向きな意見も言える関係性”であることでしょうか。これって、昔も変わらないように思いますよね。
心理的安全性が高い職場だと、つながりが強くなり、離職率の低下に貢献することが、Googleの研究でも明らかになっています。

心理的安全性は昔も今も大切なことですが、今は特にその重要性が高まっているように思います。なぜなら、経営の世界が大きく変わってきているからです。新しい人を見つけるのが難しい。必要なスキルを補えない。人がいないと仕事が回らなくなる。お金が稼げなくなる。社員離れが加速する。という流れに歯止めをかけるカギとも言えそうです。
もう少し心理的安全性のことを続けると、AI(人工知能)やIT(情報技術)の進歩により、必要なスキルや仕事の性質が大きく変わり、これまでの経営スタイルでは事業が回らなくなりつつあります。だから、社員のスキルや成長を支援する必要があり、心理的安全性を高めていくことがより重要となっています。

一方で、昔のやり方にこだわっている経営者もいますが、協力と連携が大切な時代に入りました。心理的安全性を高め、全てのメンバーが自分の意見を言える場を作ることが求められていると感じます。

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このような状況で、経営者が最も重視すべきことは、社員が辞めずに働き続けてくれることではないでしょうか。
Googleの会社を例にすると、1on1ミーティングを全社員に義務づけていて、社員と上司との信頼関係構築、社員の成長促進に効果を挙げています。

経営の世界は変化しています。
自分たちで改善する姿勢が求められていますし、スピード感も高めるために信頼できる方に関わってもらうのも社員の定着を後押しすることになると思います。まずは、上司と部下がマンツーマンで話し合う機会、そして社員同士が称賛し合う機会づくりなどを考えてみてはどうでしょうか。
社員が安心して働ける環境が整い、皆さまの未来が明るく、成功に満ちたものにつながっていくと思います。

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