まっちゃんの経営ブログ

クラファンイベント「ミライマルシェ2023」で刺激をもらいました

今回はパートナー診断士 松山さんのブログになります。

こんにちは。
DSSで助手を務めている松山と申します。よろしくお願いいたします。

先日、クラウドファンディング(クラファン)サイトの運営会社が主催するイベントにお邪魔しました(株式会社マクアケが運営する「Makuake」のリアルイベント「ミライマルシェ2023」)。

クラファンはインターネットを通じて自分の活動や夢を発信し、支援を募る仕組みです。私も良いと思ったプロジェクトを応援することがあります。耐水性を持つスリムな鞄や、超軽量の晴雨兼用傘、最近では「氷のいらないボトルクーラー」にときめきを感じて出資しました。家飲みの時に、時間が経ってワインが温くなってしまうストレスから解放されると思い飛びつきました。ワインクーラーは場所を取るし、都度冷蔵庫へ出し入れするのは面倒、という問題を解決してくれると期待しています。届くのは今月末予定なので首を長くして待っています。

クラファンに参加してもらう際に障壁となるのが、現物を確認できないことです。しかも多くのアイテムが市場に出ていないアイディア商品です。出品者は、告知ページ上で動画や細かい説明を作成するなど工夫を凝らしていますが、商品の持つ魅力を伝えるのに苦労していると思います。

今回うかがった「ミライマルシェ2023」は、サイトMakuakeで出品されているアイテムの現品を確認したり体験できるイベントです。インターネットという電脳空間でのビジネスを、展示会のような現実の空間に持ってきて販促するのというのは面白いです。実店舗の商売からネット販売に移るといった流れはよくありますが、このケースはその逆です。販売促進や販売チャネルは効果的なものをケースバイケースで選択しますが、今回は「実店舗による実演販売」だったわけです。私は実物を目で見て触りたい人間なので、とてもありがたい催しでした。

イベントは東京・恵比寿にある商業ビルの一フロアを貸し切って開催されました。事前に時間指定の予約を入れる整理入場制でしたが、会場はすごい数の人で熱気に包まれていました。集まっているのは挑戦する人と応援する人ですから熱量が違います。
出展者は約80社でブースにいるスタッフは若い方が多かったです。一般来場者は性別問わず幅広い年齢層という印象を受けました。

長崎県からは「おまぐはん」という土鍋が出展していました。このお鍋は取っ手付きの1合炊き土鍋で、軽量コンパクトだけど美味しいご飯が炊けるというアイディア商品です。少量でも本格的な土鍋ご飯が食べたいというニーズに応えるもので、たくさんの方が話を聞きに集まっていました。

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「おまぐはん」は土鍋ご飯を1合炊きできる秀逸品です(株式会社横鹿

あと会場で気になったのは「超軽量・自立・撥水機能を持つトートバック」と「ヒツジのいらないマットレス」、「デッサン用ハンドモデル」です。トートバックは帆布より軽い特殊ナイロン生地を使っていて非常に使い勝手が良さそうでした。マットレスは先端素材と特殊構造で全身をサポートする快眠寝具で既にベストセラーになっています。ハンドモデルは、精巧な模型やフィギュアで有名なコトブキヤとアニメーターが共同監修した作画用のフィギュアです。美術のデッサンで使う手のマネキンを進化させた商品で、マンガやアニメで表現するような少しオーバーなポーズも取れる実用性の高いものでした。
どの商品も出展者の情熱やアイディアが込められていて、「それがあったか!」と感心して共感できるものでした。

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「A.S.I ハンドモデル」。実際に触わってみましたが、高い完成度に驚かされました

帰る途中、昔読んだマンガ※の作中で語られたセリフを思い出しました。

「何かに熱中するためには自分をどんどん焚きつける必要があります。」
「どんどん薪をくべなくちゃ僕の情熱なんて消えちゃいますよ。」

情熱という焚き火は、薪をくべ続けないと消えてしまう。この言葉は心に響きつつも「そんなものかな?」でした。情熱なんて無限に湧いてくるでしょう?自分のやりたいことだったら、寝食忘れて打ち込むんじゃないの、という気持ちもありました。若気の至りというか、生意気な若者でしたね。

あれから20年ほど経ち、今の私は焚き火の炎をコントロールするどころか、薪の用意ですら億劫になることがあります。老いと言えばそうなのかもしれませんが、明らかに30歳の頃と比べて気力や行動力がなくなったと思います。年配者は経験で物事を解決すると言いますが、培ったものは有限でいつか枯渇します。ですから焚き火の火種も新しく探さなくてはなりません。
このままではいけないと思いつつ、晩酌でほろ酔いになって気持ちのリセットボタンを押してしまう。そして翌日にまた同じことを考えています。ぐるぐる繰り返しです。

イベント出展者の焚き火の炎は大きく燃えていました。薪もがんがんくべているはずです。自分も情熱という焚き火にたくさんあたることができました。自分で火は起こしていませんが、それでも良い刺激になりました。情熱の火力が強いので、少し疲れましたが。
あらためて自分もがんばろうと心に誓い、今日の仕事を始めることにします。

※昔読んだ作品は「大使閣下の料理人」というマンガです。公邸料理人が主人公の物語で、時代背景が異なる部分はありますが、今読んでも面白いおススメの作品です。

こちらのサイトからもご覧いただけます。

ミライマルシェ2023のサイトはコチラから

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