こんにちは。
DSSで助手を務めている松山と申します。今年もよろしくお願いいたします。
年が明けた最初の記事は、縁起の良いものを題材にしようと考えていたのですが、気づいたらあっという間に仕事始め。出不精でイベントごとにも疎い生活を送っているので、良いネタも浮かぶわけがありません。
初詣には近所の神社で済ませたのですが、高台にある境内からは富士山が小さく観えました。参拝に来た親子も「富士山が頭出してるね!」と盛り上がっていました。
たとえ遠景でも小さくても富士山の姿を観ると嬉しくなる気持ち、わかります。どんな場所からでも、どんな形でも富士山の姿は美しいんですよね・・・。
私も含めてですが、日本人って古今東西を問わず富士山が好きですよね?
「いや、別に・・・」と言わないでください。
江戸時代のことわざ「一富士二鷹三茄子、四扇五煙草六座頭」でも、初夢に見ると縁起のよいもののトップバッターになっていますし、昔から愛されているわけです。
関東でも「富士見」とつく地名は多いですし、結構な数の神社に「富士塚」があったりします。
ビルの高層階から景色を眺める時、富士山を探す人も多いと思います。飛行機の機内や新幹線の車内で「ただいま右手には富士山が見えます」的なアナウンスがあると、思わずそちらに目が行ってしまう・・・と思います。
色々な場所から観ることができる富士山ですが、「どこから眺めた富士山がおススメなのか?※」について勝手に書き綴ってみようと思います。
※富士山周辺で、という条件設定をさせていただきます
私は小学校の高学年から高校卒業まで静岡県の東部地区に住んでいたのですが、自宅の窓から富士山を観ることができました。学校の写生大会では、当たり前のように富士山を描いてましたし、林間学校(課外教室)も富士山麓の施設に行きました。富士山はとても身近な存在でした(でも登ったことはないです)。
静岡や山梨にいると、何をしていてもどこにいても必ず視界に富士山が入ってきます。富士山をぐるりと囲んで、街があり、生活の営みがあるので当然ですね。
そして、それぞれの住む場所から見上げる富士山は、色々な姿、表情をしています。一般的に静岡側から観た富士山は「女富士」といわれ、すそ野まで見える緩やかな姿です。山梨側の場合は「男富士」と言われ、近くで見えるためか荒々しい山肌と輪郭がくっきりと見えて、迫力ある姿です。さらに細かく言うと、静岡側からでも伊豆半島から観る富士山、沼津や富士、富士宮や御殿場から観る姿はそれぞれ違います。
色々な富士山の表情があるから、いつの時代でも飽きずに愛されているのかもしれません。
静岡市にある日本平から観た富士山
私が住んでいた沼津から観る富士山は、目の前に愛鷹山を挟んだ姿になるので、カメラを構えると色々なオブジェを含んだ絵作りをすることになります。
お隣の富士・吉原になると、富士山との間に遮蔽物がなくなるので、視界にはどーんと全景が入ってきて迫力ある姿になります。目の前を東海道新幹線が通過するので、タイミングを計って写真を撮ると結構カッコよくなります。
富士宮方面から山梨に向かうと、富士山を右手に観ることになります。この位置から観る富士山は、正に雄大の一言。「富士山って休火山なんだよな。爆発したらどうしよう」といらんことを考えて怖くなってしまうほど、迫力ある姿を眺めることができます。
山梨側だと富士五湖から観た富士山は、すそ野まですーっと続いて見えてこれまた素晴らしい。ゆるキャン△の第1話、2人のヒロイン「なでしこ」と「リン」が出会う本栖湖のキャンプ場から見える富士山も美しいですね。山梨側から観る富士山はどの角度から観てもシルエットがきれいかつ迫力があって飽きません。
少し変化球ですが、機内から眺める富士山も良いですね。神様としても奉られる富士山を見下ろすというのはどうなんだ?という考えもありますが、まあ美しい景色を観て素直に感動するということでご容赦ください。目的地が太平洋沿岸の都市に向かう国内線や、沖縄、東南アジア方面に向かう路線なら前方に向かって右側の座席、日本海側や九州北部、韓国などの東アジアに向かう路線なら左側の座席に座れば、富士山を眺められる可能性が高くなります。もちろん、羽田に向かう便は逆になります。
一方で私だけではないと思うのですが、富士山周辺の住人は「怖いもの」という想いも強い気がします。学校の避難訓練では「東海地震が起こって、さらに富士山も危ない」といった想定で行なったりするんですよね。そりゃ怖くなりますよ笑。
あれこれ言いましたが、写真を引っ張り出すと色々な思い出が浮かんできたわけで、やっぱり私も富士山のことが好きなんだと思います。
ぜひ、山梨や静岡にお越しいただいた際は、ぐるりと周りをまわって、富士山の色々な表情を眺めて楽しんでいただければと思います。
そして結論。私のおススメは、東海道新幹線の背景に堂々とそびえたつ富士山の姿とさせていただきます(富士市吉原付近)。
異論は認めます。
ではあらためて、今年もDSSをよろしくお願いいたします。
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