こんにちは。
DSSで助手を務めている松山と申します。
餃子が食べたくて、頭の中がそのことでいっぱいになっているので、今回は(特に焼)餃子について一人語りしたいと思います。
よろしくお願いいたします。

目次
- 餃子道は広くて深い
- 1. 外食で楽しむ
- 2.中食で楽しむ
- 3.自分でつくろう
関東地方も連日猛暑が続き、毎日外歩きがしんどいです。夜になっても大して気温は下がらないので、冷房を切ると息苦しくて寝られません。冷え性なのでエアコンは苦手ですが仕方ありません。でも、これだと涼しい部屋で寝ても疲れが取れないんですよね。気だるいというか目覚めが悪いというか。これが10月ぐらいまで続くのかと思うと憂鬱です。こんな状態でも、梅雨明け宣言が出ないのにもイラっときます。
認めちゃえよ、気象庁。
当然、暑さと共に食欲も落ちるのですが、反対にこの時期に妙に食べたくなるものがあります。「夏の食べ物」で連想されるのは、スイカ、ウナギ、冷やし中華、etc・・・色々あると思うのですが、私はなぜか餃子が食べたくなります。
それも焼餃子。中華圏で言えば「鍋貼(ぐぉーてぃえ)」ですね。水餃子ではなくて「焼」であるのがポイントです。

餃子道は広くて深い
餃子の魅力は色々あるのですが、美味しいという点を除くと、バリエーションが豊富なことや、主食でも副菜でもいけるという高い汎用性が挙げられるのかなと思います。皮が厚いか薄いか、パリパリかモチモチか、餡に何を入れるのか、あらびきなのか否か、少しの匙加減で全然違う餃子になります。
ご当地餃子だってたくさんあります。そもそも餃子的な料理、小麦粉の皮の中に餡を入れて火を通した食べ物って世界のあちこちにあります。特にユーラシア大陸なんか顕著ですよね。中華圏はもちろんのこと、韓国のマンド、インドのサモサ、ネパールのモモ、トルコのマントゥ、ロシアのピロシキなんかもそうでしょうか。餃子(的な料理)は世界各国で愛されています。
また、餃子の数を増やしたり餡を豪華にすれば本日のメインになるし、副菜として主菜のアシスト役に徹することもできるというマルチプレイヤーっぷりも魅力です。
餃子の楽しみ方、餃子道は広くて深いですから、これを語るのは容易なことではないのですが、私的な切り口で少しだけ綴ってみます。



1. 外食で楽しむ
まずはプロにお任せスタイルですね。餃子の美味しい店はたくさんありますが、美味しくない店は不思議とあまりない気がします(当社比)。それだけ餃子は料理としての基本スペックが高いのだと思います。もちろん誰でも作れる簡単なものというわけではありません。
餃子専門店から町中華、居酒屋のおすすめメニュー等々、どの店の餃子も特徴があって美味しいです。値段もリーズナブルですしね。
先日も焼餃子熱がググっと上がったので、東京・蒲田の名店「歓迎」に行ってほおばってきました。
こちらの名物は「羽根つき餃子」。餃子を焼く時に水溶き片栗粉を軽く流し入れて、焼面に羽根のような薄膜を付けた仕上がりになっています。これがパリパリした食感になって美味しさがマシマシになります。
餡ににんにくは入っていないのですが生姜多めで、つけダレもいらないほど濃い目の味付けなのでビールにとても合います。皮はモチモチとして少し厚めですが、焼きの部分は結構カリカリ。お上品に食べると肉汁が飛び散るので、かぶりつくのがベターです。

また、この店は水餃子も美味しいので、焼&水の注文がおススメです。あと注文すると超高速でサーブされるので待ち時間もほぼゼロ。同時に注文したビールより早くテーブルに到着するほどですから心してください。






餃子のバリエーションは本当に無限大。お店ごとに違うと言っても過言ではないので、いつでもどこでも楽しめますね。
2.中食で楽しむ
お店で買って、自宅でゆっくり餃子を楽しむ。好きな音楽を聴きながら、Tシャツ&パンイチ、好きなスタイルで頬張れるのが中食餃子の魅力です。
デパ地下、路面店、コンビニ、色々な場所で好みの餃子をテイクアウトして、食べる前に軽く温めればごちそうのできあがり。外出制限の時期に、初めてコンビニの惣菜餃子を食べたのですが、その美味しさに驚きました。その時に食べたのはセブンイレブンの製品だったのですが、正直、「もう餃子はこれでいいじゃん」と思ったほどでした。皮も適度に厚さでモチモチ、レンジで温めると焼きの部分はカリカリに。餡もそれなりに入っているのでボリュームもあります。これで300円程度ですから素晴らしい。ついでに350㎖の缶ビールをカゴに入れれば、ワンコイン晩酌セットのできあがりです。

後は東京のデパ地下で複数の店舗を展開する「好餃子(ハオチャオズ)」さんの餃子もお気に入りです。多分な思い込みなんですが、小田急百貨・新宿店にある店舗の餃子が特に美味しいと思っております。ベースはセントラルキッチンで作っているわけですから、味に違いはないんですけどね。何だろう?
まあ、お店にとってもこういった消費者の(謎の)忠誠心って侮れないですよね笑。


3.自分でつくろう
餃子を楽しむ究極のスタイルですね。一から作る場合もあるし、あとは焼くだけの半加工品タイプ、冷凍餃子なんかも「つくる」に入れてしまいましょうか。
今はネット上でも色々なレシピがアップされていますし、人気料理研究家の配信サイトなんかを参考にすれば、簡単に美味しい餃子ができてしまいます。有名店の冷凍餃子なら家でお店の味が再現できてしまいますし、スーパーで売っている冷凍食品の餃子も十分美味しいです。ベストセラー商品「味の素・ギョウザ」なんか不変の味ですよね。
昔は餡を餃子の皮に包んで、フライパン一面に並べて焼くぐらいのことはしましたが、今は中食のものが美味しくてリーズナブルなのでやらなくなりました。
フライパンをくるっと返して、焼きあがった丸あるい餃子の塊をお皿に乗せる時はテンション爆上がりだったんですけどね。

3つの切り口で餃子の食べ方を綴ってみましたが、どれも美味しく楽しめると思います。やっぱり餃子様の懐は広くて深いですねぇ。
なんかまた食べたくなってきたぞ。
以前、留学生だった中国の友人と餃子を食べた時「日本人は餃子とご飯を一緒に食べるでしょ?全く理解できません」と真顔で言われたことがあります。北京人であった彼女にとって、餃子は年末に家族で大量に作って皆で食べるもの。その時の食卓に並ぶのは餃子とおかず、スープということでご飯(+パン)の出番はないそうです。その時に食べるのは水餃子、余ったものを後日、焼餃子に再調理するとのこと。

もちろん「餃子ライス+ラーメン」は卒倒レベルだったそうです。まあ、オール炭水化物ですからね。餃子単体でも餃子の皮が主食扱いで餡がおかずですから、餃子&ご飯(+ラーメン)はあり得ないのかもしれません。
その言葉の影響を受けたのかもしれませんが、私もそれ以来、餃子には「ビール」になりましたね。餃子とビール、至高の組み合わせです。
あれ?もしかすると、暑い夏に餃子が食べたくなるのはビールが飲みたくなるからなのかな?ビールありきの餃子?ここまで綴ってきて、今までの文章が破綻してしまう気づきを得てしまいました。いや、餃子が美味しいという事実は変わらないので良しとします。
さあ、餃子を食べに行こう。カシュッ。

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