前回の続きです。
1月の訪台で、初めて台湾のキャリア「スターラックス(STARLUX」航空」を利用しました。
往路: 東京成田〜台北桃園
復路: 台北桃園〜大阪関西〜東京羽田
今回は復路の紹介をさせていただきます。
帰国便はビジネスクラス(C)を利用してみました。
前回と重複しますが、スターラックス(星宇:JX)航空は、2020年に運行を開始した新鋭の航空会社です。FSC(フルサービスキャリア)戦略を取り、サービス品質の高さで人気があります。日本路線の開拓にも積極的で、すでに多くの地方都市に就航しています。

目次
- 桃園空港&GALACTICラウンジ
- ボーディング&機内
- 機内食&ドリンクサービス
復路(台北桃園~大阪関西)
桃園空港&GALACTICラウンジ
帰国ルートを成田ではなく関西を選んだ理由は、主に2つです。1つ目は成田着だと都内に戻るのがめんどうだったこと、2つ目は関空経由で「551蓬莱」と「赤福」を買って帰りたかったためです。関東人にとり、この2つは垂涎の一品でありますから、機会あれば入手したいと考えるわけです(DSS調べ)。

桃園空港におけるスターラックス航空の日本路線のチェックインカウンターは第1ターミナルです。東南アジアや北米路線は第2ターミナル、今秋全面開港する第3ターミナルにもオープン予定です。
早朝、到着しましたが、カウンターには結構な列ができていました。4:30頃にはオープンとのことです。

今回はビジネスクラス用のチェックインカウンターを利用したので、待ち時間はありませんでした。ただ、手荷物検査場にプライオリティレーンがなかったので、出国までスムースというわけにはいきませんでした(空港によっては、アッパークラス利用者や上級会員用に専用レーンが用意されている)。パスポートコントロールは自動化ゲートになっていたので速かったです(スピーディー(常客証)※が不要なくらい)。
※入出国審査時に専用レーンを通ってパスポートコントロールを通過できる証明書。直近1年以内に台湾を3回訪れた人が申請できます。

スターラックスのラウンジは、制限エリアの出発階の一つ上にあります。
丁度、パスポートコントロールの上あたりですね。第1ターミナルのラウンジは、昔からここに集まっています。以前はタイ航空のラウンジもあったと思います。現在、スターアライアンスメンバー(タイ航空が加盟)は第2ターミナルに集まっているので閉鎖しましたが。
桃園空港も規模が大きくなっているので、そろそろ運営・運用面のアップデートが必要になっている気がします。例えば桃園でのキャセイ航空は第1ですが、同じメンバー(ワンワールド)のJALは第2ターミナル使用なので、微妙に使いにくいんですよね。桃園トランジットの場合に、同じアライアンスメンバーのキャリアを使うのに乗り換えがめんどくさかったりします。空港自体はそんなに広くないのですが、それでも端から端まで歩けば30分以上はかかりますので、動線は重要だと思います。

ラウンジはかなりコンパクトでした。仮住まいと言った感じです。いずれ第3ターミナルあたりに巨大なメインラウンジを用意するんじゃないでしょうか。第2ターミナルのラウンジは広いらしいですが、ココは出発便が重なると手狭なんじゃないでしょうかね。

入室するとスタッフの方が希望の席まで案内してくれました。着座するとすぐに朝食メニューを置き、「後でオーダーを取りに来ます。他のものはあちらのフードカウンターで選んでください」とのこと。

ビーフサンドイッチ(B)をお願いしました。メニューに書いてある通り、チャバタサンドですね。朝から「とんこつ味噌ラーメン(C)」って、なかなかパワフルですな。でも結構選んでる人いたので人気なんですね。
フルーツは、スイカとパイナップル、メロン。時期が良ければもっと豊富に揃うのかな?


あと、私が好きな「Cloudy Bay」があったので、少しいただきました。ソービニヨンブランしか飲んだことないので、シャルドネは初めてです。
スタッフの方から「デザートがおススメだからぜひ試してみてください(笑顔)」と言われたので、いくつか取ってみました。台北で人気のミルフィーユパイの店「5.TUNG」のピスタチオクリーム蝶々(源氏)パイと「芋頭牛奶(タロイモ牛乳)アイス」をいただきました。

アイスクリームは台南の有名店「蜷尾家(NINAO)」のものです。昔、ソフトクリームの路面店を開いていたような記憶があるのですが、いつの間にか成功したのですね。今回、初めて食べました。台湾の食材を使ったフレーバーのアイスクリームは魅力的ですね。
ラウンジを出て、出発ゲートに向かいます。
制限エリアは朝からかなりの人出で、少し驚きました。やっぱり欧米系のツーリストが増えているなぁと思いました。

第1ターミナルの名物・・・かな。いつも多くの台湾人がこの前で記念撮影をしています。「この地には良い(ホットな)ところがたくさんあります・・・その名は台湾」的な事が書いてあります。
台湾で有名な作詞家の「方文山」が手掛けた「在旅行的路上(機場之歌)」という曲の歌詞を引用しているのですが、台湾の良さを伝えてくれる歌なのでよろしければチェックしてみてください。華語がわからなくても、漢字がわかる我々日本人なら十分に心に沁みてくる歌詞&メロディーです。
徐佳瑩 在旅行的路上(機場之歌)
この歌をイヤフォンで聴きながら空港&街歩きをすると、気持ちがハイになります。時々、顔面もびしょびしょになります。

出発ゲートはA5。ラウンジから徒歩5分ぐらいで到着しました。
案内を確認するとJX822は定刻通り出発予定。一安心です。
昔、このゲートでCX(キャセイ航空)に搭乗した時に1時間ほど遅延したのですが、待合室にすさまじい量のケータリングが運ばれてきたのを思い出します。山積みになったバーガーキングのハンバーガーを前にすると、(私を含めた)乗客からは文句ひとつ出なかったので「キャセイ、力技だなぁ。モグモグ」と感心したのを覚えています。

関空までは往路と同じ長距離線仕様のA350-900。わずか3時間弱の路線にこの機材とは、いかに日本線が重視されているかがわかります。
ボーディング&機内
ビジネスクラスの座席配置は1-2-1でソロシート。ヘリンボーン型の扉がついた個室タイプです。最近の定番ですね。
キャビン内を俯瞰してみると・・・なんかマンガ喫茶みたいです。プライベートスペースをきっちり確保して、プライバシーが重視されているのは良いですが、開放感がない感じもします。中央のオーバーヘッドコンパートメントが廃止されているので、天井の抜けは良いですが。

個人的にはもう少し開放感がある一世代前のヘリンボーン型が好きです。CAさんに声かけやすいし。

今回は2Aを指定。因みに1列目はファーストクラスです。

ビジネスクラスの搭乗率は・・・漫喫シートのせいか、どのくらい人がいるのかわかりませんでした。私の周りでは後ろの3Aぐらいしか人の気配を感じませんでした。



ぼーっと外を眺めていると、あっという間にテイクオフ。飛行機は力強く上昇を続けます。
チーフパーサーが挨拶に来てくれた時に、沖縄付近で少し揺れるようなことを話していたので「今日のミールサービスは大変そうだな」とぼんやり考えていました。

沖縄周辺の空は晴れていましたが気流の状態が悪く、かなり揺れました。が、ベルト着用のサインが消える(結構揺れてますが)と、CAさんがバタバタ動き始めました。飛行時間が短いとはいえ、フルサービスキャリアなのでやることが多くて大変です。特にスターラックスは短距離線でも長距離線並みのサービスを提供する姿勢なので、スタッフはかなり忙しいはずです。今後は効率化していくと思いますが。
そして「え?この状況でサーブするの?!」って思うくらい機内大揺れの中、ミールサービスが始まりました。
機内食&ドリンクサービス
ミールセレクトは、事前予約専用のものを含めると4種類(メイン)。
自分は事前予約の「和牛ステーキ」を選択。
東京西麻布の焼肉屋さん「胡同」監修のメニューです。

副菜はアワビのサラダ(奥右)、鶏肉と海老のビール煮込みロール(奥中)、枝豆と胡桃の豆腐(奥右)。
食事は栗とさつまいも入り十穀ご飯、羊肝茸(カンゾウ茸)と鶏のスープ、漬物。

メインの和牛ステーキは、うまく肉汁が封じ込まれていて機内食と思えないほど。やるな、高雄空厨(台湾の機内食ケータリング会社)。驚きました。
ドリンクサービスは、事前に食前酒(orノンアルコール)聞きに来てくれたのですが、配膳効率優先の影響か、料理が運ばれた後に提供されました。機内は相変わらず大揺れで、ベルト着用サインが点灯しています。
ミールカートに載った瓶がガチャンガチャンと大きな音を立てる中、CAさん達が踏ん張ってサービスを続けています。
「こんなに気流が悪いのに、申し訳ないです。身体大丈夫ですか?」
と聞くと、
「大丈夫ですよ。慣れっこですから(笑顔)」
と、テキパキとお酒を注いでくれました。
こちらは座って飲むだけで申し訳ない。
スターラックスのビジネスクラスで用意されたシャンパンは「Laurent-Perrier(ローランペリエ)」。短距離線のCクラスでは、かなり気合が入ってるなと思いました。


ローランペリエは、泡立ちも美しくてキレも良く、甘さと旨さも感じながらも後を引かない上品な味わいで、口に含んだ時に鼻に抜ける白い花やハーブの心地良い香りが・・・うん、無理。美味しかったです。
機内が大揺れだったので何となくグラスを持ち上げていたら、
「お注ぎしましょうか?(笑顔)」
とCAさんが声を掛けてくれました。
お代わりを催促したわけではないのですが、
せっかくなのでいただきました。
スターラックスのドリンクリストはとても充実していて、メニューをチェックするだけでもワクワクします。以前、搭乗したカタール航空のドリンクサービスも充実していましたが、その時は長距離線ですから納得です。
でも、短距離線でこの充実ぶりはスゴイと思います。サーブするCAさんは大変だと思います。

珍珠奶茶(タピオカミルクティー)も選べます。台湾のキャリアならではのメニューかと。

白ワインは1er Cru(プルミエ・クリュ)と他にイタリアのアパッシメントタイプ(干しブドウ醸造)の2種類。赤はフランス・ボルドーやイタリア、アメリカ、オーストラリアの4種類。かなり揃えています。加えてPortワインが用意されているのは欧州(+中東)のキャリアを意識したラインナップかな、と思いました。

食後の「日月潭紅茶のプリン」とリフレッシュメント。
台湾中部にある日月潭周辺はお茶の産地。最近は紅茶も有名です(台茶8号とか)。
「AMEDEI」のチョコは、紅茶と一緒にいただきます。

紅茶を飲みながらフライトマップを観ると、九州の南端、大隅半島あたりを通過するところでした。目的地の関西空港まではもうすぐです。

機長からのアナウンスがあり、15分後に降下を開始するとのこと。CAさんの動きも慌ただしくなってきました。
「Cabin Crew, prepared for landing. Take your seats.」
とアナウンスがあり、大阪湾から関西国際空港に静かにランディング。
非常にスムースな着陸でございました。

関空から一旦入国して、羽田空港に向かいます。
わざわざ乗り継いだのは、冒頭説明した通り「551蓬莱」と「赤福」を確保して、帰宅するためです。荷物があるので羽田から帰宅したいという希望(建前)もありますが、これらの土産を買いたいという気持ちが心の9割を占めています。

入国してまっすぐ向かうのは「551蓬莱」の売店。関空を利用するのは久しぶりだったので、様変わりしたフードコート周辺を見て驚きました。

お土産とは別に、その場で豚まんも買って食べました。やっぱり美味しい

関空は共用ラウンジなんですね。荷物整理をして、一息ついたらゲートに向かいます。

羽田まではANAを利用しました。機内で水をいただいたのですが、まったく記憶なし。着陸の衝撃で目が覚めました。
関東の気温は10℃とのこと。覚悟を決めて家に帰ります。
今回初めて利用したスターラックスですが、往復路とも素晴らしいサービスを提供していただきました。ただ、このサービス品質がスタッフの方たちのやる気や頑張りによって維持されていると思った部分もあります。
ぜひ、ブラッシュアップを重ねて、より洗礼された素晴らしい航空会社になっていただければ幸いです。
いや、偉そうなこというより、もっと搭乗しろって感じですね。
ワタシも頑張ります。ありがとうございました。
追伸
今度はJTA(日本トランスオーシャン航空)が、2月に始めた新路線「那覇ー台北」を利用してみたいです。航空券をチェックしてるんですが、結構お高いんですよねぇ。初便搭乗レポートとか拝見すると、なかなか良さげでウラヤマシイ。短距離線の「沖縄~台湾」ですが、国際線扱いですからサーチャージもどんとかかるし、沖縄までの足代を考えると、なかなか踏み切れません。那覇発が8:00(3月29日以降8:30発)というのもネックです。前泊必須ですね。しばらく無理かな。
(note)からもご覧いただけます。
台北~関西【JX882】-120x120.png)






この記事へのコメントはありません。