まっちゃんの経営ブログ

ITコーディネータ資格認定試験合格の3つのポイント

ITコーディネータ資格認定試験を目指す方へ、学習のコツを体験談とともにご紹介。限られた時間での勉強法、階層ごとの基本原則の覚え方、試験に向けた心構えなど、実際の勉強プロセスを参考にして合格を目指しましょう。

みなさん、こんにちは。
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中小企業診断士のまっちゃんです。

ITコーディネータ資格認定試験に挑戦した体験を2回に分けてお届けしています。 前回の記事では、私が資格を目指した理由や、IT経営の重要性についてお伝えしましたが、今回は、忙しい日々の中でも実践できた勉強法について紹介させていただきます。キャリアアップを考えている方や、ITをもっと経営に活かしたいと感じている方々に、少しでもヒントになれば嬉しいです。

私が感じた、ITコーディネータ資格認定試験の合格のポイントは3つです。

一つめが、ITコーディネータの学習内容は階層構造になっていること

二つめが、階層ごとに基本原則があること

三つめが、満点を取る必要がないこと

これらのポイントを意識しながら学習に取り組むと、理解が深まり、合格に近づくはずです。

ITコーディネータの学習内容は階層構造になっていること
ITコーディネータの学習内容は階層構造になっています。上から下に枝分かれしているので、この設問は、どの階層のことを言っているのかを知れば、正しい回答に近結びつきます。
ゲームやアニメが好きな人ならわかる? 冒険者がモンスターと戦ったり、宝を見つけたりする場面として登場する地下に広がる迷宮『ダンジョン』のようなものでしょうか。入口から入って、何層もある迷宮を進んでいくと対決するボスやお宝に出会います。ときどき、現在地を確認する必要があって、前にいた場所に戻ったりします。ITコーディネータの学習範囲も同じです。階層ごとに学びながら、全体像を把握することで合格への道筋が見えてきます。

階層ごとに基本原則があること
各階層には、その階層に応じた基本原則があります。先ほどのダンジョンに例えると、火の魔物がいる階層には、火に強い防具を着けることが、ダンジョンで生き残って帰るための基本原則になります。
ITコーディネータの学習範囲の各層も同じようなものです。各層の基本原則が何かを覚えておくと、当日の試験でも落ち着いて望むことができると思います。
覚えておくと書いたのは理由があります。試験を受けてみて、基本原則は出題が多かったことから、基本原則に関わる設問を正確に回答することができるかどうかが、合格の鍵と感じたからです。各層の基本原則では、同じ呼び方のものや、類似したものがあります。しっかり覚えておくとよいです。

満点を取る必要がないこと
満点はうれしいです。でも、ITコーディネータの合格は通過点です。合格してからが始まります。なので、まずは合格さえすればよいのだと思います。完璧にこだわりすぎず、80点主義、70点主義の気持ちで、そして理解が難しいことは合格してから詳しく知っていこうくらいの姿勢で大丈夫だと思います。

8月に試験を申し込み、9月初旬に受験という1か月弱での勉強は、おそらく短い方だと思います。50歳半ばでの勉強は、記憶力の低下を自覚しましたし、学習する日が空けば理解していたと思っていたことは錯覚だったことに気付かされました。情けなくなりました。
でも、はかどらない焦りがあっても、頭が空っぽになる時間を設けたり、試験日と前日は頭を休めました。満点を取らなくてよいとの自分への言い聞かせもありますが、脳は空白を嫌うという脳科学を応用しようと思ったからです。理解していないことは気になってますから、寝ているときに脳が整理してくれるはず?設問はすべて選択問題なので、頭がニュートラルの方が、心に余裕がなく試験に臨むより、遥かに正解に近づくはず?
過去の経験からも私の場合、それがよい結果に導いてくれました。

では、私が行った勉強法は次の3つです。

すべての道はローマに通ず
IT経営推進プロセスガイドラインの書籍を2回読みました。受験機関であるITコーディネータの協会が発行している本で、基本問題は、この書籍から出題されます。
理解できなくても、読みました。すぐに眠くなるほど、読むことが辛かったです。2回目は自分用のノートを作りながら読みました。

記憶の定着づくり
ノートづくりでは、IT経営推進プロセスガイドラインの書籍の巻末にある付録を活用しました。一から作るには時間がないと判断したからです。付録を切り離して、書き込みができるように加工しました。重要な点や覚えておくべき内容をマーカーや色分けしたペンで工夫し、何度も見返すことで理解を深めていきました。私は専門スキル特別認定試験を受け、一部試験項目が免除となりましたが、やることは同じです。満遍なく勉強しました。

先ほど登場した基本原則は苦労しました。学習時間、記憶力ともに私にとって課題だったので、覚えたつもりで見本問題を解くと、まったく対応できていないことに自信をなくしました。
そこで試験2日前に、各基本原則をA3用紙1枚にまとめました。付録にも基本原則はついているのですが、数ページ分かれて書かれているので、どの階層の基本原則なのかをすぐ忘れてしまうからです。切羽詰まって思い付きで取り組んだのですが、1枚で俯瞰できる図を作成してよかったです。

私が作ったA3用紙1枚の基本原則シート

 

本番に強くなる対策
覚えるのと同時に、問題集を解くと試験傾向がより理解できるので、落ち着いて受験することができます。しかし、ITコーディネータ試験の過去問を含め、問題は出回っていません。なので、頼りになるものは、ITコーディネータ協会が提供している見本問題です。試験傾向は、見本問題で十分と思います。ですが、私のように独学で、ケース研修も受ける前で受験に臨むのは不安でした。そこで、想定問題集をAmazonで見つけて急いで購入、試験3日前に問題を解きました。見本問題と傾向が全く異なるものでしたが、階層構造と基本原則の理解が深まりました。

IT経営推進プロセスガイドラインは次年度から内容がアップデートされます。新たに加わるものがありますが、基本的なことは同じと感じました。主観で書いたブログ記事ではありますが、私の学習法をモチーフに皆様の勉強が進むようでしたら、とても嬉しいです。

私が反省したこと
振り返ると、もっと計画的に学習すればよかったと思います。書籍の内容を見ないで言えるくらい、何度も読むことが重要だと学習しながら感じたからです。そのくらい、読めば読むほど理解が深まる書籍だと思いました。また、アンチョコを作ったり、暗記シートを活用すれば、隙間時間を活用してさらに効率的に勉強ができたかもしれません。問題集を十分に活用できなったことも反省です。私は1回しか解く時間をつくれませんでした。思い付きのように受験勉強を始めるのは、今回限りにしたいと思います。

使った書籍と問題集

・IT経営推進プロセスガイドライン(ITコーディネータ協会)
・ITコーディネータ試験想定問題集(情報戦略モデル研究所)

次年度はプロセスガイドラインがアップデートされるので、新しい書籍が出ますし、想定問題集もアップデートに対応していくと思います。これから受験される方々の参考になれば幸いです。
私も、これから受講するケース研修を頑張りたいと思います。

 

 

こちらのサイト(note)からもご覧いただけます。

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