まっちゃんの経営ブログ

社長が行き詰まったときこそ大事な「見方を変える力」 リフレーミングで経営判断を前に進める

経営をしていると、数字、人、人間関係、資金繰りなど、悩みは尽きません。そんなときこそ大切なのが「見方を変える力」です。リフレーミングを通して、経営判断や組織づくりを前に進めるヒントをお伝えします。

目次

みなさん、こんにちは。

忙しいから 楽しいに。~ 未来が見える(だから)笑顔になれる ~
 伴走型 組織づくりパートナーのまっちゃんです。

さて、経営をしていると、次から次へと考えることが出てきますよね。

数字、人、人間関係、資金繰り、取引先、将来不安などなど、、本当に尽きることがありません。

しかも社長という立場は、簡単に弱音を吐けない場面も多いものではないでしょうか。

そうなると、だんだん見方が固定されてきます。

たとえば、
「この社員は使いにくい」
「うちの会社はもう厳しい」
「今さら変えても遅い」
「結局、自分がやるしかない」

こうした言葉が増えてきたとき、
問題そのものよりも先に、見方の枠が固くなっていることを疑ってみてはいかがでしょうか

今回の経営ブログでは、その枠を少しゆるめる考え方として、心理学で学ぶ「リフレーミング」についてお話しします。

リフレーミングは、気休めではなく経営実務に効く

リフレーミングとは、同じ出来事を別の枠組みで見直すことです。

要するに、「起きた事実は同じでも、意味づけを変えることで、次の打ち手が見えるようにする」というものです。

これは、単なる前向き思考ではありませんし、嫌な現実を見ないようにすることでもありません。

むしろ逆で、現実から目をそらさずに、今の見方だけが正解ではないと認めることが、リフレーミングです。

経営相談の現場でも、ここが変わると、社長の言葉が変わり、会議が変わり、社員との向き合い方が変わっていきます。

経営で苦しくなるのは、問題が一つだからではなく、見方が一つになるから

たとえば、売上が落ちているとします。

このとき、

「もううちは終わりだ」

と見るのか、

「既存の売り方が今の市場に合わなくなっている」
「利益の出る顧客に絞り込む時期かもしれない」
「営業の問題ではなく、商品構成や伝え方の問題かもしれない」

と見直すのかで、打ち手は大きく変わりますよね。

人の問題も同じです。

「若い人が続かない」

で止まるのか、

「教育のやり方が昔のままではないか」
「仕事の意味が伝わっていないのではないか」
「職場の空気が質問しにくいのではないか」

と見直すのかで、次の一手は変わってきます。

問題がなくなるわけではありませんが、見方が変わると、打ち手が増えます。
経営に必要なのは、打ち手の数が、“こんなにもある”ですよね!

社員の”短所”をどう見るかで、組織の空気は変わる

組織づくりの現場では、社長や幹部が社員をどう見るかが、そのまま職場の空気になります。

たとえば、言葉の見方を変えるだけでも印象はかなり変わります。

・「心配性」は「神経こまやか」
・「頑固」は「意志が強い」
・「口下手」は「うそがつけない」
・「優柔不断」は「最良を常に考える」

もちろん、何でも美化すればいいわけではありません。
遅刻が多いのに「おおらか」と言って済ませるのは違いますから、、
なので、改善すべきことは改善すべきです。

ただ一方で、短所だけで人を見ると、その人の使い道が見えなくなります

経営者に必要なのは評価だけではなく、配置と活かし方の視点ではないでしょうか。

たとえば、

・口数は少ないが、聞き役として信頼される人
・慎重すぎるが、ミスを防ぐ力がある人
・こだわりが強いが、品質を守れる人

このような見方ができるようになると、組織は少しずつ変わっていきますよね。

社長自身にも、リフレーミングは必要かも

私は、経営者こそ自分自身をリフレーミングする必要があると思っています。

たとえば、「自分は考えすぎる」という社長は多いです。

でも、見方を変えれば、「軽率に決めない慎重さがある」ということでもあります。

「人に任せるのが苦手」というのも、「責任感が強い」という面があります。

「細かいことが気になる」のは、「品質や信用を守ろうとしている」とも言えます。

社長は、周りから強く見られがちです。でも、内心では自分を責め続けている方も少なくありません。

だからこそ、欠点と思えたとしても、自分の特性として、どう経営に活かすかという見方が大切だと感じます。

ため息を一つ言い換えてみる

リフレーミングを難しく考える必要はありません。まずは、今の自分の頭の中にある言葉を、そのまま一つ書いてみてください。

とは言っても、何をどうすればいいの?
って思う人もおられるはず。
すこし話を脱線しますが、

たとえば、元気がない人には、「元気を出せとか」、弱音を吐く人には、「弱音を吐くな」とか、日常を振り替えてみると、解決思考の頭が当たり前になっていたりして、なかなか言葉が浮かびません。

でも、リフレーミングを意識することで、そのような思考の癖に気づきますし、新たな思考パターンを得て、何か満たされた気持ちになるかもしれません。

話を戻して、

「社員が受け身だ」
「売上が伸びない」
「自分ばかり忙しい」
「幹部が育たない」
「将来が不安だ」

といった言葉を書いたら、次のように問い直してみましょう。

これは本当に、
“能力”の問題なのか。
“仕組み”の問題ではないか。
“伝え方”の問題ではないか。
“役割定義”の問題ではないか。
“社長が抱え込みすぎている”問題ではないか。 
などなど。

問い直すことで悩みが課題に変わり、課題に変わることで対策が打てるようになります

「どうするか」の前に、「どう見ているか」を見直す

経営では、厳しい現実から逃げられません。だからこそ、必要なのは根性論だけでも、前向きな言葉だけでもありません。

必要なのは、見方を変えて、次の一手を見つける力です。

リフレーミングは、心を軽くするためだけのものではありません。社長が自分を整え、社員を見直し、会社の課題を解きほぐしていくための、実務的な視点の持ち方です。

行き詰まっているときほど、「どうするか」の前に、「どう見ているか」を見直してみてはどうでしょうか。

見方が変わると、会社が動き始める


見方が変わると、言葉が変わります。
言葉が変わると、会議が変わります。
会議が変わると、会社は動き始めます。

社長の見方が変わること。
それは、会社が変わる機会の入口なのかもしれません。そう思います。

ぜひ、みなさんが感じたこと、実践していることを共有いただけると嬉しいです。
みなさんからのご感想やご質問は、何より貴重な財産です。

情報やご感想などのフォームは、こちらから

最後まで目を通していただき、ありがとうございました。

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