みなさん、こんにちは。
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中小企業診断士のまっちゃんです。
中小企業診断士として、これまで多くの経営者の方々と接する中で結果を出す人とそうでない人に明確な違いがあることに気づきました。それは、単に才能や能力の差ではなく、「行動」に対する姿勢の違いでした。結果を出す人は新しい情報や提案に対して、「まず、やってみよう」と行動に移します。一方、結果が出ない人は「できない理由」や「環境」ばかりに目を向けて、なかなか行動に移せません。この差は一体どこから生まれ、経営にどのような影響を与えるのでしょうか?
今回のブログでは、行動する人としない人の成果とのリアルな関係について事例を交えてお伝えできたらと思っています。。
「ハイハイ」「分かりました」
結果が出ない人の特徴として、よく見られるのが「話をすぐに終わらせようとする」 態度です。例えば何か提案をすると、すぐに「ハイハイ」と2回返事をしたり、「分かりました」と間髪入れずに言ったりする。これは一見、話を聞いているように見えますが、実際は面倒な話や自分の関心のない話から、早く解放されたいという心理の表れだと感じています。このような態度は、自分自身と向き合うことを避け、変化を恐れていることの証拠と言えるでしょうね。
これまで2,000人以上の経営者の方々を支援してきて、このような態度を取る人は、残念ながら、なかなか結果を出せていません。なぜなら、行動を起こすためには現状を客観的に把握し、課題を認識する必要があるからです。でも、自分自身と向き合うことを避けていると課題を認識できないので、結果として何も行動に移せないという悪循環に陥りがちです。また、何か行動を起こしても途中で迷走してしまい、思ったような成果を上げることができないという結果になってしまいます。
行動が次の行動を生む
一方、結果を出す人の特徴は、「まずは行動する」 ということです。新しい情報や提案に対して、「やってみよう」と積極的に行動に移されます。もちろん、すぐには理解や納得ができないことや腑に落ちない部分もあるかもしれません。それでも、行動することで有用かどうかを肌で感じることができるので、さらに改善を加えて次の行動に繋げていかれます。
例えば、ある経営者が新しい販売促進の手法を提案されたとします。結果を出せない人は「うちの会社には合わない」「そんなにうまくいくはずがない」などと、できない理由ばかりを探して何も行動に移しません。結果を出す人は「まずは試してみよう」と、積極的に行動に移します。そして、その結果を分析して「どこがうまくいったのか?」「どこを改善すべきか?」を検証し次の行動に繋げていきます。その行動が失敗したとしても、そこから学んで次の行動に活かすことができます。つまり、『行動は次の行動を生む原動力』になると感じています。
また、結果を出す人は自分なりの解釈を加えて行動に移すことも得意です。情報や提案を鵜呑みにするのではなく、自分なりの考えや工夫を加えて実行に移します。そのため、うまくいかなかったとしても自分自身の経験として蓄積して、次の行動に活かされています。

行動しないと何も始まらない
結果が出ない人の多くは、できない理由や環境を言い訳にして行動しないとお伝えしました。例えば、「時間がない」「お金がない」「人材がいない」など、できない理由を並べ立てます。でも、できない理由を並べるだけでは何も変わりませんよね。もちろん、経営には様々な制約があることは事実ですが、結果を出す人はその制約を言い訳にしないでできることを探して実行に移します。
私が感じる結果を出す人の取り組みへの共通点は、「できること」に焦点を当て、小さな一歩を踏み出すことで状況を打開するという点です。少しでも状況が改善すれば、さらに次の行動を起こしてより良い結果を目指します。
例えば、ある中小企業の経営者は資金繰りに苦しみ、新しい事業に挑戦することはもちろんのことと、既存の事業継続が厳しい状況でした。その会社の経営者は誰からも慕われ、高度な技術と品質の高さがウリの会社でしたが、従業員の雇用を守るために来るものを拒まず仕事を請け負っていたので、ますます資金繰りが厳しくなっていました。
しかし、「お金がない」と嘆いているだけではなく、私の助言を素直に受け入れて取引先の選別を図り売上構成の見直しに着手しました。売上の見通しが立ってくると次にコストの削減に取り組みました。その結果、資金に余裕が出るようになり、新しい事業に関することも実現可能な範囲で取り組みを始めました。相談を受けた当初、金融機関はさじを投げているような状況でしたが、今では金融機関からの資金調達も容易になりました。
大きな成果が得られなかったとしても、そこから学んで次の行動に活かそうとの経営者の行動が、事業が軌道に乗ることにつながったと感じています。

中小企業診断士として、行動する経営者をサポート
私を含め、中小企業診断士は行動する経営者を全力でサポートすることを使命にしていると思っています。これまで培ってきた専門知識や経験を活かし、経営者が思い描く理想をお手伝いするために、行動する上で障害となる課題を特定し、その解決策を提案します。経営者が迷うことなく行動を続けられるように、メンタル面でのサポートも私たちの役割です。
このブログを通して、行動することの重要性を改めて感じていただけたら嬉しいです。
そう言われても今さらとか、面倒くさい、恥ずかしいとか思うのでしたら、それは自分の気持ちを感じているのですから、すこし勇気を出せば行動することができるはず。「まずは、身近なことから行動に移してみよう」「今日から、できることを一つずつ実行していこう」など、自分に宣言してはどうでしょうか。
結果を出すためには、まずは行動することです。できない理由や環境を言い訳にせずに小さな一歩を踏み出してみると、きっと経営者が思い描く理想に近づくはずです。

みなさんは、行動する人としない人の二つの道の分岐点は何だと思いますか?
私の経験をお伝えしましたが、ぜひみなさんのご感想やご助言をいただけたら嬉しいです。
ご助言、情報提供などは、こちらから
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