~~ 経営の現場で、本当に必要な「覚悟」について ~~
読んで分かること
今回のブログでは、経営の現場でよく見られる「課題は理解しているが、行動に移せない」という状況を打破するために必要な「覚悟」について考察します。多くの経営者が直面する感情的な障壁を乗り越え、数字に基づいた冷静な判断を下すことの重要性を強調し、コンサルタントの役割を「鏡」として、現状を直視し、自律的な組織へと成長するための支援について解説しています。
みなさん、こんにちは。
忙しいから 楽しいに。~ 未来が見える(だから)笑顔になれる ~
伴走型 組織づくりパートナーのまっちゃんです。中小企業の現場を駆け回り、組織改革や事業承継などの課題解決をお手伝いしています。
さて、このような緊張感のある会議に出会うことがあります。
会議室のドアが閉まる音。
その後に残る、重苦しい静寂。
経営の現場で、こんな言葉を聞いたことはありませんか。あるいは、ご自身が発したことはないでしょうか。
課題は、わかっています
次までには、手を打ちます
やるべきことは、理解しています
その言葉に、嘘はないはずです。
しかし、1ヶ月後。同じ会議室で、同じ議題が、同じような熱量で語られている。景色が、何も変わっていない。
なぜでしょうか。能力が足りないから?時間がなかったから?
いいえ、違います。
多くの経営者が、見えない「深い溝」の前で足踏みをしているように感じます。
今回の経営ブログでは、その一歩を出すために必要な「痛み」についてお伝えしたいと思います。
「理解」と「覚悟」の決定的な違い
「頭でわかっている」ことと、「腹落ちしている」ことの間には、天と地ほどの差があります。
多くの現場で起きているのは、「正論の消化不良」です。
赤字部門をどうにかしなければならない。あの人事には手を入れなければならない。資金繰りのために、何かを変えなければならない。
理屈では、痛いほどわかっている。
けれど、実行に移そうとすると、無数の「感情」が足首を掴みます。
創業以来の事業だから
彼にも家族がいるから
ここで止めたら、失敗を認めることになるから
その迷いは、人間として正常な反応です。しかし、経営者としては、時にそれが命取りになります。
私たちは、コンサルタントとして現場に入るとき、何か新しい魔法の杖を授けるわけではありません。私たちがするのは、「感情」という霧を払い、「数字」という事実を突きつけることです。
それは時に、冷徹に見えるかもしれません。
しかし、霧の中で迷っている時、本当に必要なのは「優しい慰め」ではなく、「現在地を示すコンパス」です。
鏡を見るのは、怖いこと
経営者は、孤独です。
社内に、本当の意味で対等に議論できる相手はなかなかいません。だからこそ、自分の判断が「感情」に流されているのか、「論理」に基づいているのか、自分自身でもわからなくなる時があります。
私たち伴走者の役割は、「鏡」になることです。
社長、先月も同じことをおっしゃいましたね
その判断は、数字に基づいていますか? それとも希望的観測ですか?
鏡は見たくない現実も映し出します。シワも、シミも、疲れも、すべて映します。
けれど、鏡を見なければ、身だしなみは整えられません。同じように経営も、現状を直視しなければ、未来の修正はできません。
耳の痛いことを言われるのは、誰だって嫌です。しかし、それを言ってくれる存在を隣に置くこと。それこそが、経営者の「覚悟」の一つの形ではないでしょうか。

支援者が去る時、何が残るか
コンサルタントの役割って、いつまでもあなたの会社に居続けることではありません。外部の人間がずっとハンドルを握り続けることは、組織にとって不健全だからです。
私たちのゴールは、契約を長く続けることではありません。「もう、あなたたちは必要ない」と言われることです。
それは、「自分たちで数字を見て、自分たちで決断し、自分たちで責任を取る」、そのサイクルが、組織の血肉になった瞬間だからです。
補助輪なしで自転車に乗れるようになった子供に、後ろで支える手はもう要りません。あえて手を離す。その時、ふらつきながらも前に進んでいく背中を見送るのが、私たちの役割です。
逆に言えば、その状態を作れないままダラダラと関わり続けることは、優しさではなく、ただの「依存」です。

今日、何を変えますか?
もし今、あなたが、「やるべきことはわかっているのに、なぜか進まない」という閉塞感を感じているのなら。
一度、問い直してみてください。
「できない理由」を、感情で探していませんか?
「やらないリスク」を、数字で計算しましたか?
完璧である必要はありません。ただ、「決めたことを、やる」。その泥臭い一歩だけが、景色を変えます。
一人でその一歩を踏み出すのが怖いなら、私たちが隣にいます。背中を押すため、あるいは、行き過ぎたブレーキを外すために。
「わかっている」の世界から、抜け出しませんか。
本当の経営は、そこから始まります。
今回は、閉塞感を感じている経営者の方に向けてお伝えしました。これまで経験したことを、文章では伝わらないのですが書いてみました。なので、ぜひ皆様の貴重なご意見、ご感想をお聞かせいただけましたら幸いです。これからも、学びの姿勢をもって、取り組んでいきたいと思います。最後まで目を通してくださり、ありがとうございました。





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