まっちゃんの経営ブログ

台湾・台北に行ってきました(2)~ 台北の新スポット「国家鉄道博物館」へ

台風ラッシュをかいくぐって、台湾に行ってきました。
仕事を持ち込んでの訪台だったので完全なオフにはなりませんでしたが、台北から移動しなかったので、比較的のんびり滞在できました。台北の新しいスポット巡りや、お店の新規開拓もできました。台湾では「人に会う=会食」なので、アポがある分、胃袋の空きをマネジメントしなくてはなりません。とてもありがたいのですが、旅の後半はしんどくなりがちです。台湾あるあるの一つだと思います。今回も胃薬に助けられました。


目次

「台湾歴史博物館」と「国家鉄道博物館」へ

当初は台北近郊の街「基隆」に行く予定でしたが、色々予定が押してしまい、ショートトリップすらできなくなってしまいました。そこで気持ちを切り替えて、台北市内で文化的活動をすることにしました。

で、前から興味があった「国立台湾歴史博物館」と、7月末にグランドオープンした「国家鉄道博物館」に行ってみました。前者は丁度、東京大学と共同研究した「台湾と蘭の歴史(台湾)」展を開催しており、日本語の案内も充実していたので理解を深めながら見学することができました。

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お店や会社の開店時に贈られる「胡蝶蘭」は、台湾が名産だったとは知りませんでした。台湾統治時代(日治時代)に、植物学者の田代安定氏が研究して広めた台湾原産の蘭の花が、私達が知る胡蝶蘭だったとは・・・とても勉強になりました。

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台湾への認識を深めることであらためて日本を知ることができる、これも台湾の魅力の一つですね。

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「国家鉄道博物館」は、台北市の松山区にあった鉄道車両整備基地跡にオープンしました。週末は保存電車&車両が敷地内を走ったり、限定の弁当が販売されたりとイベント目白押しなので、多くの来場者で賑わうらしいです。私が行ったのは平日のせいかガラガラで、ゆっくり見学することができました。

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入場料は基本無料ですが、一部の施設見学が有料となっています。台湾鉄道は日本統治時代に開通し、国民党政権が接収した後もそのまま活用されたので、長い歴史を刻んできました。この車両整備基地は、1935年に操業して2013年まで稼働したそうです。
敷地が広大なので、今まで近くを通りかかった時は何をやっているのかよくわからなかったのですが、今回やっと知ることができました。

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前日、友人に「敷地は広いし、見どころも沢山だから5時間は掛かるよ」と言われたのですが、間違いではありませんでした。台湾鉄道や整備基地の歴史、電車や鉄道の仕組みを、詳しく解説しているので、丁寧にまわるととても時間が掛かります。私の場合は、11時前に入場して閉館時間の17時まで滞在しましたが、最後は駆け足となりました。そのくらい内容が濃いので、十分に時間を確保して訪館してください。

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台北近郊の街「林口」へ

台北市のお隣、新北市の林口にも行きました。林口はMRT桃園が出来て、急速に開発が進んだ台北のベッドタウンです。この街には大企業の台塑(台湾プラスチック)の工場と同社が経営する大学や病院(長庚大学、長庚病院)があり、とても賑わいがあります(台塑の住所は桃園市)。

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今回は長庚大学の知人にアポイントを取って、林口の街と大学病院を軽く案内してもらいました。林口は有名な夜市があるので、次回は時間をとってゆっくり訪問しようと思います。

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新旧スポット巡り~老舗の喫茶店や話題のお店へ

あとは台北市内の新旧スポット巡りという事で、老舗のコーヒーショップやレストラン、話題のお店や気になる場所に行きました。



【老舗編】

西門町の老舗コーヒーショップ「蜂大咖啡(フォンダー)」

賑やかな店内では高音の声や笑い声、低音のかすれた野太い声が飛び交います。正に声の空中戦。誰もお酒飲んでないんですけどね。

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元空軍食堂の老舗レストラン「銀翼餐庁」

初訪問の「銀翼餐庁」。元々は中華民国空軍の食堂(食堂部門)だったようです。飛行機の翼になぞらえて「銀翼」なんて、なかなかシャレてますね。

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蔥開煨麵(ツォンカイウェイミエン)は、江蘇省や浙江省を代表する麺料理で、特に青ネギと干しエビを炒めて香りを出し、鶏ガラスープで麺を煮込むのが特徴です。柔らかく煮込まれた麺と、ネギとエビの風味が食欲をそそる、シンプルながらも奥深い味わいの料理です。

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蔥開煨麵(ツォンカイウェイミエン)


ガチョウ料理の名店「阿城鵝肉」

ガチョウ料理は台湾に行ったら絶対食べたいご当地名めしです。ガチョウは部位指定ができますが、前は骨なしで比較的あっさり味(胸肉?)で、後ろは骨付で肉の味が濃い感じ。

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前肉
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後肉


「日本人は骨なしをよく注文するけど、骨付きが絶対おススメ!」と一緒に行った友人に説教されました。あと「薑絲(生姜の細切り)はお代わりしろ!」、「汁あり麺のスープはお代わり自由。お代わりしろ!できない店もあるが、その店はケチ!」と追加アドバイスもいただきました。

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伝統的スタイルの飲茶が楽しめる「兄弟飯店」

兄弟飯店にある老舗の広東料理屋さんでお世話になっている老師と飲茶。こういったオールドスタイルのDim sumは貴重になってきました。飲茶は複数で食べるのが楽しいですね。

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民楽旗魚米粉湯であっさり汁ビーフン

廸化街の永楽市場のそばにあるお店。
旗魚はカジキのことで、店名の通り「カジキ汁ビーフン」が食べられます。あっさりしたスープと姜絲(生姜の千切り)が米粉にとても合います。薬味は葱かと思っていたのですが、ニラのような気がしてきました。

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今も昔も人気のデザート「豆花」(@豆花荘)

冷たい豆花でクールダウン。トッピングの大豆(金時豆)は濃厚な美味しさです。

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【今風の店編】

尖ったコンセプトの「森夜Bread & Coffee」

「銀翼餐庁」の後は、深夜喫茶「森夜Bread & Coffee」でお茶しました。
エシレバターを使ったデザートが有名。キンキンに冷えた店内で凍るかと思いましたが、楽しくおしゃべりさせていただきました。お値段はそれなりに↑です。

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貴重な台湾ワインをいただきました。台湾でワイナリーは二軒しかないらしいです。台湾の気候ではワインに合う葡萄は極めて作りにくいらしく、基本的には輸入に頼っています。抜栓が楽しみです。

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モダンなカキ氷屋さん「春美」

こちらのカキ氷はなかなかお得で美味しかったです。90元(=450円)でトッピング4品を選べます。盛り付けも綺麗だしリーズナブルなせいか、たくさんの若い人達が賑やかに食べていました。

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招牌はサンドウィッチの咖啡弄(Coffee Alley)

フードメニューも美味しい「咖啡弄(Coffee Alley)」で友人とおしゃべり。
厚切りハムの三明治(サンドウィッチ)が特におススメです。

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テイクアウト編

ご当地中食は、現地で気になったものを、部屋でゆっくり楽しめるのがうれしい。新しい店にチャレンジしたいのに、毎回知った店に行ってしまうのがジレンマですね。


まずはご当地ビール「18天(賞味期限18日の生ビール)」の確保がマストです。

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テイクアウトの自助餐(自分でオカズを選ぶ弁当)は台湾での楽しみです。

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台湾古早味(懐かしい味)の猪脚(豚足)は、ビールがベストマッチ。

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台湾サンドウィッチの名店「洪瑞珍」は、絶対に試していただきたい美味しさです。台北には何店舗もありますが、個人的には台北駅前と忠孝復興駅地下、駅に店舗がある「老四房」がオススメです。

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日本にも進出している洪瑞珍もありますが、そこは本店の娘婿が離婚して開いた店とのこと。店を手伝ったが、老板(社長)からレシピを明かしてもらえなかったらしい(友人談)。その真偽はわかりません笑



最近お気に入りの夕方営業の朝ごはん屋さんにて。できたての豆漿や朝食メニューが夜に楽しめる珍しい店です。こちらの蛋達(エッグタルト)がとにかく美味しいです。

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半年ぶりの台湾でしたが、変わらず暑くて熱い国でした。人と人の距離が近い、人懐っこい、とても愛おしい場所、それが自分の心を掴んで離さない台湾の魅力だと思います。台湾で心のデトックスができたので、気力充実、また仕事をがんばります。

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台湾でも稲盛和夫氏は人気の模様(@空港)
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鬼滅も大人気。「炭治郎」は台湾語だと「タンチーロゥ=お金を儲ける?」的な意味があるから良い言葉だよ、と教えてもらいました


追伸・台湾南部の大水害

訪台時、南部は大雨で土砂崩れや冠水の被害があったようです。今回は台北で所用があり、ほとんど移動しなかったので影響はありませんでしたが、とても心が痛みました。丁度1週間前に日本で、あるイベントで来日した台湾南部の六亀という場所の方達とお会いしたばかりだったので驚きました(六亀の集落はこの水害で壊滅的ダメージを受けました)。
彼らの無事と、早い復興を願うばかりです。

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(note)からもご覧いただけます。

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