まっちゃんの経営ブログ

水道哲学から感じた、AI時代到来のビジネスの未来

みなさん、こんにちは。
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中小企業診断士のまっちゃんです。

みなさん、水道哲学という言葉をご存じの方もおられると思います。
経営の神様と呼ばれる松下幸之助さんの言葉です。
私は水道の水は生きるために貴重だけれども、水代にお金を払っているという意識は薄い。商売は水道の水のように、よいモノを安くたくさんつくることが大切だと説かれているように思っています。この考え方は、現代のビジネスにも通じるものがあるように感じます。

私たちの商売の価格は、提供するサービスや商品のニーズの大きさによって決まるといわれています。ニーズがあっても、いつでも手に入るのなら価格は下がるでしょうし、手に入りにくいのなら価格は上がります。よいモノを安くたくさんつくるなら、きっと価格は下がっていくのでしょうね。でも、そのような単純なことだけを仰っていないはず・・・。

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                               頓珍漢(とんちんかん)人形
                                 長崎市歴史民俗資料館

ところで、最近私たちが耳にすることのひとつに、AIの目覚ましい発展によって、AIが人間にとって代わり、私たちの仕事がなくなるのではないかということが挙げられます。
私たちの仕事がなくなったら大変です。でも、先人たちは同じようなことに遭遇しては、それを乗り越えてきたということです。

例えば、車の普及。移動手段としてだけでなく、私たちの生活から切り離せない必要不可欠な車も先人たちの時代に遡れば、見える光景は変わってくるかもしれません。

車の普及によってニーズがなくなったものに、馬車や人力車などが挙げられるでしょう。車は馬車や人力車よりも速く遠くに人や物を運ぶことに適しているなど、そのニーズの高さから次第に馬車や人力車などを見かけなくなり、タクシーやバスがその役割を担うようになりました。

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                        明日へ新しいトンチンカンをこしらえる
                                            詩の一節

私のコンサルタント業でも、経営の定石といわれる法則はネットで検索すると無尽蔵に解説などが出てきます。そしてチャットGPTなどのAIに尋ねれば、様々な提案もしてくれます。これからはAIが情報提供の役割を担っていくことでしょう。

コミュニケーション力といった、より人間の潜在的な思考を求められている昨今、経営コンサルタント業では、人に関わる需要が高まっていると感じています。AIに任せられることは任せて、より人を扱う分野に特化できるとポジティブな気持ちで向き合うことが、これからの時代に求められているように思っています。

水道哲学では、社会的に意義の叶った商売を説いていますが、挑戦することの重要も説いているように感じています。挑戦といえば、心理学者のアトキンソンによると人間を動かす動機は、成功をしたい動機と失敗を避けようする動機の2つがあるそうです。

松下幸之助さんの『今がチャンスだ。社会にも貢献していこう。』という成功をしたい動機のモチベーションの高さのおかげで、私たちの今の生活があるのかもしれないですね。

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                      造形は現代芸術のピカソやミロ等と比較されることも
                                     (作者は久保田 馨 氏)

未来のビジネスで、AIと人間の共存が求められている今、避けたいネガティブな一面もありますが、挑戦し、創造し、価値を提供しようと行動に移すことが、社会に豊かさをもたらし続けることなのだと、私は水道哲学から感じました。
みなさんは、これからのビジネスについてどのように向き合いたいと考えますか?

こちらのサイトからもご覧いただけます。

 

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