先日、「長崎くんち」を観に行きました
昨年に続いて2回目の参戦です。
「おくんち」とも言われるこの祭りは、長崎の氏神「諏訪神社」の秋季大祭で、毎年10月7日から9日まで催されます。この期間は神社の御神輿がお旅所(大波止)と言われる場所に移され(お下り)、各町の氏子たちが町中を練り歩いて奉納踊りを披露します。この奉納踊りは国の指定重要無形民俗文化財になっているそうです。

祭りの期間はあちこちで屋台が出たり、イベントが催されたりと長崎市内はとても賑やかになります。朝のTV番組でも、おくんちで賑わう市内の様子を中継していました。

また昨年に比べてインバウンド客が増えたような気がしました。祭りのタイミングに合わせたのか偶然なのか、街中で踊町※1の演し物を見かけると皆嬉しそうにカメラのレンズを向けていました。
※1 演し物の当番となる町のこと
そういえば、往復の飛行機もほぼ満席。私も航空券の手配に少し焦りました。大手キャリアが行うセールを狙えば安く手に入ると購入を控えていたら、お祭りの期間の空席がどんどんなくなっていきました。8月上旬に慌てて発券しました。


踊町は街を練り歩くだけでなく、市内数か所の会場に集まってパフォーマンスを披露してくれます。今年も松村代表のご厚意で、そのうちのひとつ「中央公園」で行われる奉納踊りを観覧することができました。
今回の席は、踊町と向き合う真正面のポジション。
迫力のパフォーマンスと細かな演出を両方じっくりと楽しむことができました。
ありがとうございました。

今年の演し物は、より凝った内容になっている気がしました。どの踊町の奉納踊りも、ストーリー性があるというか、じっくり演目を鑑賞できる&させる狙いがある感じでした。昨年は派手でストレートな演出のものが多かった気がします。来賓の席に踊町の宝船が勢い余って突っ込んだりしましたから・・・。

と言っても決して今年が地味というわけではありません。お馴染みの掛け声「モッテコーイッ(=アンコール)」や「ヨイヤー(=ヤッター!」もガンガン飛び交っていたので、演者も我々観衆もテンションアゲアゲで盛り上がっていました。
「モッテコーイッ」のコールで、ヘトヘトになりながらも全力疾走でステージに戻ってくる姿に演者のプライドを感じました。ちょっとだけ心配になりましたけど。
3日間続くおくんちの中日は、踊町が街中を練り歩きます。
会社や家々を訪れて踊りを披露して福を届ける「庭先回り」を行います。
あちこちで踊町が躍っているので、街中がかなり盛り上がります。街を歩いていると掛け声や笛の音が聞こえてくるので、ついそちらに足を向けてしまいます。

ホテルのフロントスタッフや飲食店や和菓子屋の店員さん、皆さん心なしかテンション高めな気がしました。祭りの雰囲気や街の熱気がそうさせているのかもしれませんね。
昨年は「おくんち」初体験だったので、盛り上がりに圧倒されてしまいました。今年は多少落ち着いて、じっくりと祭りを楽しむことができた気がします。
まあでも、相変わらず「熱狂」という言葉が合うイベントでしたね。
市内全体がこの熱狂の渦に巻き込まれるような、全員参加型のお祭りでした。
私の知ってる長崎ではなくなる、そんな3日間でした。楽しかったです!
お世話になりました!

今回も長崎の美味しいものに出会いました。
定番のちゃんぽんとか。

これは人気の「永楽苑」のちゃんぽん。スープがあっさり目で、湯麵の味に近いような気もしました。

こちらも人気の「江戸びし」さん。具材もたっぷりで直球勝負の王道ちゃんぽんでした。
皿うどんも初体験!
実はちゃんぽん用の太麺が売り切れだったので注文したのですが、食べてみるとかなり美味しい。パリパリの細麺は、だんだん餡かけの水分を吸って柔らかくなるので、別の食感が楽しめるのですね。2度美味しいというわけです。

実はトルコライスも初体験。
浜町アーケードにある「ビストロ ボルドー」さんで。
プレートの料理は上品な味で、ドミグラスソースがさらに美味しさを引き立てます。

ナポリタンの麺はモチモチでとても気に入りました・・・が、これってちゃんぽんの麺?・・・じゃあ「ちゃポリタン」※2ってこと!?
※2 私のイチオシ、ちゃんぽんの麺と具材で作ったナポリタンのこと。いつかパスタの覇権を取るであろうと期待している長崎のローカルフード。
茶碗蒸しと長崎料理で有名な「吉宗」にも案内いただきました。
私はメニューを見てググっときた「エビフライ」。
海老の本数に惚れました。もちろん美味しかったです。

お酒も少々。
お気に入りの立ち飲み屋さんで。

2次会は長崎名物「一口餃子」とお酒。

長崎市ではありませんが、空港の「ログキット」さんで佐世保バーガーも。

隙間の時間で県立美術館(長崎県美術館)にも行きました。


そして実は今回、遂に軍艦島(端島)に上陸することができました(3回目で実現)。

次回綴ろうと思います。
(note)からもご覧いただけます。
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