みなさん、こんにちは。
皆様の成長促進パートナー
中小企業診断士のまっちゃんです。
今回はパートナー診断士 松山さんのブログになります。
こんにちは。
DSSで助手を務めている松山と申します。よろしくお願いいたします。
今回は全くの私事の内容で申し訳ありません。経営に役立つ話ではありませんが、ご笑覧いただければ幸いです。
先日、東京ビッグサイトで開催されたコミックマーケット102(夏コミ・コミケ)の2日目に参加しました。
今年の夏コミは、12日(土)と13日(日)の日程で、公式発表による来場者数は2日間で約26万人、前回比4割増になったとのことです。昨年の夏コミ同様、台風が迫る中の開催で天候は不安定、会場内は高湿度と低酸素状態で、なかなかハードな環境でした。
自分が属する団体は小規模で知名度もない、いわゆる弱小サークルなのですが18年ほど出店を続けている常連で、メンバーは良くも悪くもコミケ通です。自分はまだ初心者なので、先輩たちに色々な心得を教授していただいています。「凍らせたペットボトル飲料水を3本持参せよ」とか「退場動線はゆりかもめを使って豊洲駅に抜けろ」等々、実に勉強になります。
コミケで創作物を頒布する際には、内容でジャンル分けされて出店スペースが決まります。因みに弊サークルは毎回、「評論・情報」というジャンルに分類されています。
この分野はマイナーで、「過疎ジャンル」と言われる悲しい評価を受けています(主に自分たちが自虐的に言います)。会場では人気ジャンルの間に配置されて、緩衝地帯としてスペースを割り当てられます。一方で、多くの来場者は人気ジャンルを目指してあちこち移動します。その際に我々のようなマイナージャンルを必ず通過するので、そこで目に留めてもらえるというメリットもあります。コミケの仕組みは本当によく考えられていると感心します。少し悲しいですが・・・。
当日は9時過ぎに会場入りして、結構な距離を歩いて出店スペースに到着。メンバーと周りのサークルに挨拶をして準備を手伝いました。今回から開場時間が30分遅くなり10時30分スタートになったので少し余裕がありました。また今回のスペースは「お誕生日席」と呼ばれる少し良い配置でした。人通りが多い通路に面して、サークルも4つしか並ばない場所となります。
サークル主にこの場所になった理由を聞くと「前回参加の報告内容が良いと配置される・・・と言われてる。基本は謎だけど」とのこと。さらに「ただ、お誕生日席にもランクがある。我々のランクだと、人気サークルの向かいに配置される質の良い緩衝材扱いだと思う。横並びで見てもメジャーサークルと並のサークルが交互に配置されてるでしょう?(どちらも人が一か所に集まらないようにするための工夫)我々は(お誕生日席では)新参者だからどういう扱いかわかるよね。まあ楽しもう」とアドバイスをもらう。なるほど、確かに正面のサークルは開場前から人が集まっているし、隣は海外からの参加サークルでSNSでも結構メジャーらしい。ホント奥が深いです、コミケと運営委員会。
開場時間となり、注意事項のアナウンスに合わせて皆で手拍子(裏拍で)&開場アナウンスの後に大きな拍手という恒例の儀式を済ませて、無事、開幕。
我々のジャンルは、来場者が目的のモノを入手した後にブラブラと立ち寄ってもらう傾向があるので、午前中は開店休業状態。サークル主曰く「今回は開場が30分遅いから、13時過ぎから人が増えるかな?」でしたが、その通りでした。
午後になると気温は上がり、会場内の湿気も最高潮。昔、天井に雲ができたという話は本当かもしれません。とにかく会場内の酸素濃度が低く、マスクもしているので息苦しい。気が遠くなっている自分に気付いたメンバーが、マスクにハッカオイルを垂らしてくれたり、外の空気を吸って来るのを勧めてくれたり、本当に助かりました。少し危なかったので。
15時を過ぎると、帰り支度をするサークルもちらほらと、我々も荷物の整理を始めます。
16時にアナウンスが流れた後、大きな拍手の中、無事閉幕。お疲れ様でした。
今回頒布した冊数は39冊、関係者や仲の良いサークルに渡す献本の数が9冊、見本誌等を合わせて50冊ほど配布できました。何千冊も頒布する大手サークルに比べれば他愛のない数字なのですが、この数だけ誰かに手に取ってもらえたことは素直に嬉しいです。この喜びが、継続して参加する原動力なんだと思います。
イベントに参加して楽しむ時でも、ビジネスの種を探してしまう癖が悲しいのですが、本当にコミケには感心させられることが多いです。一度に数十万人も集まるイベントが無事に運営できるのは、多くの方が長い年月をかけて積み上げた経験と知恵が生かされているからだと思います。うまく言えないのですが、以前、トヨタ生産方式について細かく調べた時に感じた驚きに似ています。せっかくなので、今後は気づいた点をビジネスノートにコツコツと綴っていこうと思います。
きれいにまとめたかったのですが、サークル主から次回のコミケの申込締め切りが迫っていると悲鳴混じりのメッセージが入りました。「あと1時間でアイディア出して」とのこと。いつも「修羅場感がコミケ出店の醍醐味なんだよね」と言うサークル主ですが、個人的には計画性がないだけだと思っています。
こちらのサイト(note)からもご覧いただけます。
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