みなさん、こんにちは。
中小企業診断士のまっちゃんです。

国の補助金といえば、「ものづくり補助金」、「小規模事業者持続化補助金」「IT導入補助金」が挙げられます。どれも、経営力を高める手段として活用できれば、生産性向上、販路拡大、人手不足解消などの効果が期待できます。

最近の傾向として感じるのは、コロナ禍となり、補助金、助成金、給付金などの支援策に取り組まれる事業者が増えてきたということ。

特に初めて挑戦する事業者も増えているように感じていて、補助金をきっかけに、今の経営を見つめ直し、計画を立てることに、私もお力になりたいという気持ちになります。

一方で、補助金を目的に申請を考えておられる事業者とお会いすることがあります。
「補助金は手段で、目的は経営をよくすること。」であると、私は思っています。

事業計画づくりに取り組む機会になるので、補助金目的でも差支えはないのですが、補助金だけに目を奪われると、なんのために商売を始めたのか、私の会社は何をめざしているのかといった軸を見失う恐れがあるからです。

実際に、補助金に採択され次の高みを目指している事業者と、採択され実施したことに満足されている事業者は、その後の会社の勢いに差が生まれているように感じます。

補助金を上手に活用し、経営を伸ばす出発点は、
なんのために、この取り組みをするのか（したいのか）を明らかにすること。
経営をもっとよくしていこうと、補助金がなくても取り組むこと、取り組みたいことを計画してみませんか。思いが強ければ強いほど、その実現に近づくと思います。