みなさん、こんにちは。
中小企業診断士のまっちゃんです。

さて、今年の施策の目玉と言えば、
施策のことを確認しておられる事業者さんでしたら、
多くの方が事業再構築補助と言われるのではないでしょうか。
一兆円規模の補助事業は、商工業関連での補助金として初めてかもしれませんから、
私も大変関心があります。

事業の特徴として挙げられるのが、事業拡充ではなく、新たな事業展開であるということ。
それだけに、当初は期待していたけれど、うまく活用できないとの声を聞くこともありました。
投資リスクは通常のものだと1/3。1/3のリスクを背負える企業であれば、新しいことにチャレンジできる素晴らしい施策と言えるのかもしれませんし、今は新しいことを取り組む体制が整えられない企業にとっては、すぐには活用しづらい施策と言えるのかもしれません。

ところで、
新型コロナウイルスによって、未曽有の出来事に遭遇し、私たちの生活は一変しました。
先がどうなるのだろうかと不安になりますが、
未来を創るには、必ず現在の取り組みが必要となります。
これまでの経営を見つめ直すときと捉え、経営状況を把握する機会にしてはどうでしょうか。自社の課題を把握することにつながるように思います。

補助金などの施策は経営をサポートするもの。
企業の課題が明らかとなり、あるべき方向性が見えてきたときこそ、施策の効果は高まります。
今一度経営計画について考え、経営理念・ビジョンの再構築に取り組んでみてはどうでしょうか。
たとえ、経営に余裕のない状況であっても、余裕のある状況にしたい。そういう思いを強く持ち、経営計画について考えてみると、よい成果に結びついていくと思います。私はそう信じたいです。