こんにちは。
DSSで助手を務めている松山と申します。よろしくお願いいたします。
久しぶりの日本武道館。
目的はガールズバンド「Poppin’Party(ポピパ)」の結成10周年を記念するライブでした。
当然、一曲目から脳汁ドバドバで気が遠くなったのですが、今回のライブを語るなら、やっぱりアンコール曲です。バンドのアンセムofアンセム曲「キズナミュージック ♪」。武道館にいる全員が待っていた曲を最後の最後で放ってくるとは・・・オタク語りが長くなってきたので、以下省略。
この続きはいずれまた・・・。


日本武道館という存在について
あらためて、日本武道館について少しだけ綴ります。
日本武道館は、1964年の東京オリンピックで柔道競技の会場として建設されました。その名の通り、現在も武道の競技や式典、企業・学校の入社式など多目的な場として活用されています。
けれど、私にとっての武道館といえば、やはり「ライブ会場」という印象が強くあります。

若い頃は、洋楽&メタル一辺倒の音楽オタクでした。「邦楽?いやいや、俺は聴かないから」といった、拗らせたメンドクサ人間でした。「ヘビメタじゃない、ちゃんと“ヘヴィ・メタル”って言ってくれ」と本気で思っていました。
推しの来日アーティストが武道館で公演するとなったら行かないわけにはいかない。自分のバイト代は、メタルアルバムとライブ代で結構消えていました。まあ、後悔は全くありませんが笑
そして日本武道館ですが、当時はまだ、アリーナクラスの会場は東京ドームぐらいしかなかったし、武道館公演のライブアルバムが売れてメジャーになるバンドも多かったので、ここは至高の場所、聖地化されていたような気がします。Cheap TrickやDEEP PURPLEといった海外アーティストたちも、この場所から世界に名を広めていきましたね。
憧れのステージ
今も昔も、ミュージシャンにとって「いつかは武道館で演奏したい」という目標は変わらないようです。
昨年、ポピパのライブで今回の公演が発表されたとき、メンバーたちは涙を浮かべて喜んでいました。実は、彼女たちはすでに2回、武道館でライブを行っています。それでもなお、この場所に立てることが「特別」なのだと、あらためて実感しました。
ちなみに、日本武道館で初めて音楽ライブを行ったのは、あの「ビートルズ」。それをきっかけに、音楽の殿堂としての道を歩み始めたのだそうです。
思い出のチケットたち
ふと昔のことを思い出し、ライブチケットをスキャンして保存していたPDFファイルを引っ張り出してみました。90年代前半の武道館公演のチケット片を見つけましたが、BON JOVI、EXTREME、モトリー・クルーを脱退したヴィンス・ニールのソロなんかが発掘されました。

BON JOVIの公演は、来日直前にジョンの第一子が誕生し、急遽、日付は変更&会場も代々木オリンピックプールに変わりました。もちろんインターネットなどなかった時代、情報を現地で初めて知り、とぼとぼ帰路についたのをうっすら覚えています。

EXTREMEは3rdアルバム発表後の来日でした。ファンクメタルとも呼ばれていた彼らのライブは、結構ヨコノリで戸惑った思い出があります。当時はヘドバン至上主義者で、誰よりも高速で頭を振ることを目指す馬鹿者だったので、この日は正直ノリ切れなかったです。
一方、ヴィンスはというと、当時はプライベートでもいろいろあった時期。かなりふくよかな体型で、汗だくになりながらステージに立っていました。指定された座席がギターサイドで、スティーブ・スティーブンス※のパフォーマンスがカッコよかったのを覚えています。
※映画「トップガン」のEDテーマ「Top Gun Anthem」でギターを弾いています。
プロレスの殿堂「武道館」
音楽ライブだけでなく、2000年頃には職場で結成したプロレス同好会の仲間と一緒に、全日本プロレスの武道館公演にもよく通いました。当時のプロレス界は、新日×全日×インディーの三つ巴状態。濃い目のプロレス好きは全日推しが多かった気がしますね。「全日だけはガチッ」きりっ、的な自虐ネタもあったぐらいなので。もちろん自分は全日派でした、きりっ。


何度も足を運んだ武道館は、想像よりもこぢんまりとした印象で、ステージとの距離は近く感じ、ライブでは会場全体に一体感が出るのが魅力です。視界という点では、アリーナ後方や1階席より2階席の方が開放感があって、ステージ全体を見渡しやすいかもしれません。
音響に関しても、かつては低音が聞き取りにくく正直あまり良いとは言えなかったのですが、久しぶりに体感すると、音がとてもクリアに聞こえて驚きました。技術の進化もあるのでしょうし、経験を重ねたPAチームの力もあるのでしょう。2006年以来の訪問ともなれば、さすがに変わるものですね。

でもやっぱり良いですね、武道館。
思い出が詰まったこの場所に、これからもたくさんの夢と音楽が響き続けることを願っています。
そしてありがとう「Poppin’Party」。
お疲れさまでした~!
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