みなさん、こんにちは。
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伴走型 組織づくりパートナーのまっちゃんです。
経営者の皆さん、日々の現場でこんなことを感じることはありませんか?
「もっと社員に主体的に動いてほしい」
「職場の空気がなんとなく重い、活気がない」
「言ったことしかやってくれない」
これらは、組織風土に原因があることが多いです。
今回の経営ブログでは、経営を伸ばすための土台となる「組織風土」の正体と、今日からたった1分で始められる「組織を変える取り組み」についてご紹介させていただきます。
風土改革というと、立派な経営理念を額縁に飾ったり、クレドカードを配ったりすることを想像しがちですが、もっとシンプルなものだと思っています。
目次
そもそも「組織風土」とは?
組織風土とは、一言で表すと、その組織での“当たり前”の行動基準のことです。
たとえば、あなたの会社ではどちらが「当たり前」になっているでしょうか?
①元気な挨拶をするのが当たり前 それとも 挨拶をしなくてもスルーされるのが当たり前
②丁寧に仕事をするのが当たり前 それとも 雑でも怒られないのが当たり前
③前向きな言葉が多い それとも 愚痴や陰口が多い
この当たり前のレベルが高い組織ほど、業績は伸び、社員は定着します。一方で、ネガティブな行動が当たり前になっていると、どんなに素晴らしい戦略があっても実行されません。

組織は「上司の態度」に染まる
では、この当たり前(文化)は誰が作るのでしょうか?
答えはシンプルです。リーダーである皆さん(上司である経営者や管理職など)です。
同調性の法則って、ご存じの方もおられると思います。人は無意識に組織の空気に染まる性質を持っていて、その空気を作る基準となる上司の言葉や態度に、周りが同調していくというものです。なので、上司が変わると、同調性によって全員が変わっていきます。
上司からみれば、「こうしろ、あのようにしてほしいとか」と思うのも理解できます。でも、組織を変えたいと思えば、まずは部下を変えようとするのではなく、自分自身の“当たり前”を1つ変えることが、近道かもしれません。
今日からできる「たった1つの実行」
とはいえ、いきなりすべてを変えるのは不可能ですし、続きません。ご提案したいのは、まずは「これだけはやろう!」というアクションを1つに絞ることです。
あれもこれもやろうとすると、なかなか行動に起こせないものですよね。
では、つぎの2つから、どちらか1つだけで構いません。ぜひ今日から試してみませんか?
「昨日の良かった行動」を1つ褒める
これだけでオッケー! 所要時間は1分もかかりません。
たとえば、朝、顔を合わせたときや朝礼の場で、
「昨日の○○さんのあの対応、すごく丁寧で助かったよ」と伝えてみてください。
これだけでは、2つの効果が期待できます。
①「誇り」が生まれる
②「空気」が変わる
自分の仕事が見られている、認められていると感じると、チームへの帰属意識が一気に高まりますし、ポジティブな言葉が飛び交うことで、その場の空気が変わっていきます。
上司自身の“態度”を1つ変える
褒めるのが少し照れくさいという方は、ご自身の態度を「1つだけ」変えてみてはどうでしょうか?
たとえば、
①挨拶は必ず自分から先にする
②お客様や仲間の悪口は絶対に言わない
③部下の良い点を見つけて言語化する
どれか1つ徹底して続けるだけで、リーダーの背中を見た部下たちは、何か上司の変化に気づくのではないでしょうか。それは、新しい当たり前が定着するきっかけになるはずです。

組織風土づくりは、一朝一夕にはいきません。でも、リーダーである皆さんが、ポジティブな当たり前を積み重ねることで、組織の空気は変わっていくと信じていきましょう!
お伝えしたアクションのうち、皆さんが「これならできそう」と思ったものはどれですか? また、読んで、これならと思ったものは何でしょうか?
ぜひ、今日からその第一歩を踏み出してみてください。
もし、この経営ブログが皆さんの職場環境に貢献できる契機になれたらうれしいです。また、皆さんの実践やご感想をフィードバックしてもらえたら幸いです。






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