長崎・佐賀・福岡の中小企業のみなさん、こんにちは!
伴走型 組織づくりパートナーのまっちゃんです。
経営の現場で、こんな風に感じること、ありませんか?
売上、採用、資金繰り、承継、DX。悩みが増えるほど、社長は「全部やらなきゃ」と一人で抱え込みがちですよね。多くの場合、悩みの正体は社長の”努力不足”ではありません。症状の整理不足、順番の迷子になっていることがほとんどのよう感じます。
今回の経営ブログでは、複雑に見える経営を健康診断にたとえて整理したいと思います。今日から踏み出せる具体的な一歩を一緒に考えていけたらとうれしいです。
経営の悩みは「症状」として出てくる
日頃、長崎・佐賀・福岡の社長様からご相談いただく内容は、次のような症が挙げられます。
大事なのは、「自分が弱いからこうなるんだ」と自分を責めないことかもしれません。体の不調と同じで、会社のどこかに負担がかかっているサイン(症状)に過ぎないからです。体調が悪いとき、いきなり手術はしませんよね? まずは熱を測って、原因を探して、軽い薬から試したりと…。経営も同じ手順で整えていくことが大切だと感じます。

目次
- 経営の悩みは「症状」として出てくる
- まずは、売上・粗利・現金を知る
- 売上の不安定さは「リピート」がないサイン?
- 採用の悩みは「現場の型不足」のサイン
- 資金繰り不安は「タイミング」のサイン
- 承継・DXは「大きな決断」より”棚卸し”が先
- 「一人で抱えない」ための処方箋
- 私の支援スタンス
まずは、売上・粗利・現金を知る
いきなり立派な決算書を読み解く必要はなく、まずは最低限、以下の3つを見えるようにしてはどうでしょうか。
①売上 = 今月いくら入った? 入ってくる? (総額)
②粗利(あらり) = 売上から仕入れや材料費などをを引いた残り
③現金 = 通帳の残高(今すぐ払える体力)

中小企業庁のサイトでは、企業の基本的な収益力(=本業の稼ぐ力)を見るために「売上高-売上原価=売上総利益(粗利)」が重要だと解説されています。
この3つがパッと見えると、今週は売上を追うべきか? 粗利(利益率)を重視すべきか? 現金を守るべきか? といったことが判断がしやすくなります。
売上の不安定さは「リピート」がないサイン?
売上を上げたいとき、多くの社長が「新規客」を増やそうとします。新規は大切ですが、時間も広告費もかかります。即効性があるのは、既存客のリピートを作ることだと感じます。
業種別の”リピート”の作り方
製造業だと、
既存の取引先に「追加提案」を1つだけしてみる(納期短縮案、工程改善案など)
小売業だと、
人気TOP3の商品に、誰でも説明できる”おすすめの型”を作る
サービス業だと、
会計時に「次回の理由」をセットで渡す(季節メニューの案内など)
まずは2週間、「たまに来るお客様」に向けて、簡単な案内を渡してみてはどうでしょうか? 完璧を目指さず、反応が良かったやり方だけを残すのがポイントです。
採用の悩みは「現場の型不足」のサイン
「求人を出しても人が来ない」「入ってもすぐ辞める」。こんな悩みがあるとき、求人票の書き方以前に、現場が疲弊しているケースが多いのではないでしょうか?
疲れている現場に新人が入っても、誰も教える余裕がなく、新人も不安になって辞めてしまいます。採用にお金をかける前に、まずは以下の3つを整えてはどうでしょうか。
①会話する
毎日3分、困りごとの回収をする
②型をつくってみる
仕事を「準備→実行→片付け」に分け、ミスしやすい所だけ紙1枚に書く
③役割を決める
誰が決めるか、誰が教えるかをハッキリさせる
紙1枚マニュアルは、はじめ易く効果的だと思います。なぜなら、準備に時間をかけないからです。具体的には、よくあるミスを1つ選んで、作業手順を簡単な言葉で書き出す。これだけでも、現場のイライラが減り、職場の空気が軽くなれば、結果的に採用も定着もしやすくなっていくと思いませんか?
資金繰り不安は「タイミング」のサイン
「黒字なのに苦しい」といった場合、シンプルに考えると、「入金より支払いが先に来る」から起きます。これを解決するには、頭の中だけで考えず、書き出すことが一番の薬です。
10分の資金繰りメモ
例えば、カレンダーに以下の2つを書いてみてください。
・大きい出金日(家賃、給料、返済、税金)
・大きい入金日(売掛金の回収など)

もし「足りない週」が見えたら、打てる手は3つでしょうか。
①請求を早く出す(回収を早める)
②在庫・仕入れを絞る(出金を減らす・遅らせる)
③固定費を見直す(不要な契約の解除)
売掛債権の早期資金化など、資金繰り改善の手法は簡単ではないと感じるものが含まれるかもしれませんが、数字を見ながら自社に合った方法を選んでいきましょう。
承継・DXは「大きな決断」より”棚卸し”が先
事業承継やDX(デジタル化)は、テーマが重たいので、後回しにしがちではないでしょうか? 最初の一歩は、決断ではなく、棚卸し(現状把握)から始めてはどうでしょうか?
例えば、
≪承継の棚卸し≫
「社長しか知らないこと」を10個書き出してください。
(例:あの取引先の担当者のクセ、クレーム対応の勘所、暗黙のルールなど)
これだけで、立派な引き継ぎ資料の第一歩に!
≪DXの棚卸し≫
社内で一番「ムダだなぁ」と思う作業を1つだけ見つけてください。
(例えば、同じ数字を二重入力している、書類探しに時間がかかる)
いきなり高いシステムを入れず、まずはその1つのムダを減らすことから!

「一人で抱えない」ための処方箋
社長が孤独を感じるのは、能力のせいではなく、立場のせいです。なので、根性で耐えるのではなく、相談できるルートを”仕組み”として持っておくことが大切だと思います。
商工会や商工会議所はもちろんのこと、国が設置している無料相談所「よろず支援拠点」をご存じでしょうか? 経営上のあらゆる悩みに相談に乗ってくれます。また、「ミラサポplus」では、補助金情報のほか、様々な公的な支援窓口を探すことができます。
長崎・佐賀・福岡、それぞれの県に窓口がありますので、「困ってから探す」のではなく、元気なうちに一度コンタクトを取っておくことをおすすめしますね。
私の支援スタンス
私の支援スタンスをお伝えすると、経営を「気合」でなんとかするより、「整え方」で前に進めたいタイプです。
大事にしてること
①立派な理想論より、今週できる一歩に落とし込む
②社長を責めず、仕組みを直す
③数字は難しくせず、判断に必要な最小限から整える
④必要なら、公的な無料相談ルートも含めて”最短”を一緒に選ぶ
経営は、才能よりも”整え方”で変わります。そして、何より”思うこと”が大切。

今回のテーマでは、一般的な傾向をお伝えしましたので、全ての会社に当てはまるわけではありませんが、もし、この経営ブログが皆様の経営力向上の一助となれば幸いですし、皆さんの実践やご感想をフィードバックしてもらえましたら嬉しいです。






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