まっちゃんの経営ブログ

旧正月前の「台湾」へ 〜寒波到来でしたが、熱気に包まれていました

「旧正月前の台湾の街並みや、現地の食事、文化、政治の様子を記録した写真群。」

こんにちは。
DSSで助手を務めている松山と申します。今年もよろしくお願いいたします。

旧正月前で街中がそわそわする台湾に行ってきました。
決算や諸々の仕事を抱えていたので、年末年始は無休状態。訪台前になんとかまとめて出国することができました。
台湾入国時の検疫(体温検査)で別室送りになるのは困るので、道中は体力温存&回復に努めました。機内では厚着してひたすら睡眠。降下時に耳抜きができなくて辛かったですが、無事入国できました。

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台北市内上空(MRT淡水線「圓山」站付近)。体調不良で耳抜きができず、辛かったです

今回の現地台湾の様子ですが、
1.記録的な寒波が来ていてお祭り騒ぎだった
2.物価高が市民生活に影響を与えていた
3.尾牙(忘年会)の時期で盛り上がっていた
4.時事ニュースはある政争に一点集中

という感じでした。

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認識台湾(台湾を知るというスローガン)ということで、日本統治時代の写真展にも行きました

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日本の教師向けに台湾でサマースクールを開催していたようです。亜熱帯地域の自然や文化体験は、当時の先生には刺激的な体験だったと思います

1.「観測史上うんぬん・・・」と報道されるほどの強い寒気団が台湾に到来して街中がざわついていました。台湾の方の雪に対する関心&憧れは凄まじいです(DSS調べ)。
台湾山脈のとある山頂に降雪したとアナウンスがあれば、原チャリやノーマルタイヤを履いた車で雪遊びに出掛けてしまうほどの雪LOVEな方達。雪山詣でによる大渋滞やトラブルは毎度のこと。TVのニュースでも降雪の情報がひっきりなしに伝えられていました。

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寒いので汁物が美味しかったです。「旗魚米粉湯」はカジキマグロのスープにビーフンが入った料理。左下は台湾式牡蠣フライ

台北市内でも、楽しそうにダウンジャケットを羽織って出かける人達の姿をたくさん見かけました(足元は素足でサンダル履き)。どんなに寒くても公共交通機関や建物内は冷房ガンガンなので、自分はワークマンのダウンジャケットを纏って重武装状態で過ごしました。

2.日本と同様、物価高騰にも関わらず給与水準が思うように上がらない状況が続き、景況は良くないと感じさせられました。台湾は外食文化なのですが、飲食店の値上げやステルス値上げ(ポーションが小さくなる)はすさまじく、旅行者の自分が目の前に置かれた皿を目にして思わず声をあげてしまうほど。

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人気の豚足屋さんもすごいステルス値上げ。仕方ないですよね、美味しいから頑張ってほしい

一緒に食事した友人も「魚が小さくなった」、「インゲンが細くて少ない」、「肉の切り方が芸術的なほど細い」などと、料理を目の前にしてずっと嘆いていました笑。

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真ん中の「客家小炒」は「セロリの芯ばっかり」と友人の嘆き

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「魚が小さくなった」と友人が嘆いていた「豆板魚」。苦笑するしかない

しかも旅行者の自分には、円安という+αのハンデがあります。正直、日本のほうがモノやサービスは安く手に入る状況だと思います。今、日本にインバウンドが押し寄せる理由も分かります。海外から見て、今の日本はあらゆるものが安すぎるぐらいなんです(我々の生活は楽になっていませんが)。
自分もある程度の台湾元が手元にあったので両替を控えたり、カードの決済通貨をTWD(台湾ドル)に指定して決済レートに賭けるなど、円安に対するささやかな抵抗をしました。気持ちだけの抵抗ですが笑。

3.台湾の尾牙(忘年会)は、会社にとっても上班族(勤め人)にとっても重要なイベントです。尾牙の充実ぶり、盛りあがり具合が、社員の会社(経営者)に対する忠誠心に影響します。万が一イベントがしょぼかったりすると、非難ごうごう、経営者のメンツも丸つぶれです。TVのニュースでも大企業の尾牙の様子を熱心に報道していました。ビンゴ大会の景品がクルマだったり海外旅行だったり、有名な歌手やバンドを呼んだり、今年も力が入っていたようでした。市内のレストランでも、あちこちで尾牙と思われる食事会が開かれているのを目にしました。円卓の一番良い席にスーツを着た人が機嫌よくしゃべり続けていて、カジュアルな服装をした人たちがそれに聞き入っている様子を目撃したら、まあそうなのかなと。友人の愚痴を聞きながら、隣の円卓の様子をチラチラ見ながら思った次第です。

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ホテルの宴会場でも絶賛「尾牙」開催中

景気が停滞する中でも、消費力というか経済を回す仕掛けがある台湾はうらやましいですね。尾牙や旧正月、中秋節(BBQ)等々・・・。日本でもクリスマスや正月など、色々あるのですが、台湾のほうが破壊力を持っているというか、狂乱ぶりがすごいので(ほめ言葉です)。

4.前年の報告で、総統・立法院選挙の結果を綴りましたが、重要な位置を占めることになった台湾民衆党の党首「柯文哲」氏が汚職疑惑を受けて失脚し、政争に発展している状況でした。台湾の各報道機関は政治に関する支持姿勢がはっきりしているので、メディアごとに切り口や評価はバラバラ。正直、バランスを取って情報を伝える報道機関はないので、受け取る側も極端に解釈してしまいます。滞在中に民衆党の大きなデモがあったのですが、その情報も各局によって伝え方が異なるので何が正しいのか否かわからない。当然、友人たちの評価もバラバラでした。

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中正紀念堂で行われた民衆党のデモ。この場所で行われるというのが意味深いというか

外国人の私が理解できるのは、どのメディアもトップ記事として扱い、何日も討論番組で激論を交わしていたので「国民にとって極めて関心のある出来事である」くらいでしょうか。いずれにせよ、この結果次第で立法院(国会)のねじれ状態が変わる可能性が出てくるので、重要な局面を迎えることになりそうです。

今回は気力も体力もゼロ状態&寒波到来だったので、ひたすら火鍋を食べていました。台湾は火鍋大国なので、オールシーズン、どこの場所でも手軽に食べることができます。庶民的なものから高級食材を使った豪華火鍋まで、バリエーションも豊富です。台湾式ものや中国式のもの、伝統的なものから現代アレンジされたもの、大人数で楽しむものから一人鍋まで、本当に色々あります。

個人的には日本ではまだあまり馴染みがない一人鍋が気楽で良いですね。あと、「砂(沙)鍋魚頭」という魚の頭が入ったごった煮鍋が好物です。台湾南部の嘉義市にある「林聰明沙鍋魚頭」が、台湾全土に知れ渡る名店として有名です。この店も一人鍋で楽しめるのでおススメです。機会があればぜひお試し下さい。

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ごった煮鍋の「砂(沙)鍋魚頭」は、色々な食材から出汁がとれて美味しい

台湾の火鍋は美味しくて本当におススメなので、次回詳しく綴ってみようと思います。台湾に行くなら夏の芒果冰も良いですが、冬の火鍋もベストチョイスですよ。

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「楽崎火鍋」は近年人気の火鍋チェーン。ここは一人鍋で自分好みの味が楽しめるのでおススメ。日本のアイドルグループが来店したとかで有名になってましたね

滞在中は寒い日が続きましたが、旧正月の前ということで街に活気があったと思います。今頃は年末商戦真っ只中、さらに熱気に包まれていると思います。
年が明けるとしばらくの間、ほとんどのお店は閉まってしまうので、訪台するなら旧正月前の時期が良いかもしれませんね。きっと元気をもらえると思います。来年の旧正月は2月17日、その前の期間がねらい目かもしれません。ぜひ、ご検討くださいませ!

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台北の迪化街でも春節に向けて年貨大街がスタートしていました。年貨は正月の時に使う食べ物や物品のこと。それをこの時期限定で売り出すマーケットが大街です。こうなると台湾は一気に正月の雰囲気になります

 

~ 閑話休題(オタ話)
先日封切られた「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」を観に行きました。
自分は初代ガンダム世代の人間なので、「最近の作品はなぁ」とめんどくさいことを言う拗らせオタク(ファースト原理主義者と揶揄される)なのですが、友人に誘われたので軽い気持ちで出かけました。

友人はエヴァンゲリオン世代の人で、今回の作品はエヴァを手掛けたスタッフが深く関わっているので絶対面白いと力説していました。私はエヴァをしっかり観たことがないので、そのワクワク感は理解できませんでしたが。

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トリガー臭漂うビジュアルです

で、この新作タイトル、映画の後はTV放映されるそうですが・・・はっきり言って超面白いです。

子供の頃、冒険活劇のアニメを観てワクワクしたような気持ちを思い出させてくれるような作品。内容は語りませんが、そんな期待に応えてくれるガンダムになりそうです。ダブルヒロインも京都アニメーションの有名作品の主役を担当した声優さん達という豪華布陣。
これで今年の仕事も頑張れそうです笑。

 

こちらのサイト(note)からもご覧いただけます。

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